31日朝の韓国株式市場で、KOSPIは大幅安となった。ケビン・ウォシュ米連邦準備制度理事会(Fed)議長のタカ派発言を受けて米利上げ観測が強まり、米長期金利の上昇を嫌気した米ハイテク株安が韓国市場にも波及した。Samsung ElectronicsやSK hynixなど主力半導体株に売りが膨らみ、指数は一時3%超下落した。
31日午前9時7分時点のKOSPIは、前営業日比235.35ポイント(3.47%)安の6553.53。前営業日比175.30ポイント(2.58%)安の6613.58で始まった後、下げ幅を広げた。
売買主体別では、外国人投資家が1771億ウォン、機関投資家が656億ウォンの売り越し。これに対し、個人投資家は2174億ウォンの買い越しとなっている。
主力株では半導体関連の下げが目立つ。Samsung Electronicsは前営業日比3.89%安の24万7000ウォン、SK hynixは4.48%安の157万9000ウォンで推移している。
このほか、SK Squareは4.77%安、Samsung Electro-Mechanicsは5.70%安。Samsung BiologicsとHyundai Motorもそれぞれ2.36%安、2.38%安となった。
一方、KB Financial Groupは0.93%高と逆行高。LG Energy Solutionは0.14%安と、下げは比較的限定的だった。
KOSDAQも大幅安となった。同時刻時点では前営業日比32.02ポイント(3.82%)安の806.39だった。
ソウル外国為替市場では、対ドルのウォン相場が前営業日比3.40ウォン安の1ドル=1377.60ウォンで推移している。
市場では、この日の韓国株急落について、ウォシュ議長のジャクソンホールでの発言を受け、米国の9月利上げ観測が急速に強まったことが背景との見方が強い。利上げ懸念から米ハイテク株と半導体株がそろって下落し、その流れが韓国の主力半導体株にも及んだ。
Kiwoom Securitiesのハン・ジヨン研究員は、「ジャクソンホールでのウォシュ議長の発言は、物価安定と完全雇用というFedの二つの使命を改めて強調する内容だった。従来通り、インフレと雇用指標の重要性を引き続き重視する姿勢を示したものだ」と指摘した。
その上で、「今週予定されているBroadcomの決算と韓国の8月輸出が、半導体を巡る投資家心理と需給の正常化を見極める材料になる。KOSPIが7000ポイントを突破し、その水準を維持できるかを左右する変数になる」と述べた。