Naverは8月31日、Kurlyと共同運営する食品ECサービス「KurlyNマート」の取引額が、サービス開始から1年で当初の約10倍に拡大したと発表した。
KurlyNマートは、Naverのショッピングユーザー基盤と「ネイバープラスストア」、Kurlyの商品調達力、早朝配送の運営ノウハウを組み合わせたサービスだ。2025年9月に始まった。
成長を支えたのは30〜40代のリピート購入だ。KurlyNマートを10回以上利用した顧客のうち、30〜40代が72%超を占めた。2回以上の再購入率もこの年代が最も高かった。
特に40代は、平均で週1回以上KurlyNマートを利用したという。
取引の多くは「ネイバープラスストア」アプリ経由だった。KurlyNマートの取引額の80%超が同アプリで発生した。
配送面では、従来の早朝配送に加えて当日配送も導入した。2月の当日配送開始後、午前6時から正午までの注文件数は1カ月で34%増えた。
NaverとKurlyは、過去1年で蓄積した検索、購買行動、レビューなどのデータを基に、商品レコメンド機能を拡充する方針だ。
まず、スマートストアの商品を選定し、KurlyNマート内の「N+セレクション」で販売する。スマートストア出店者の商品をKurlyの配送網に載せ、KurlyNマートの他の食品と一緒に受け取れるようにする。
また、「ネイバープラスストア」で蓄積した検索、クリック、購入履歴を基に、ユーザーごとの関心に応じた商品レコメンドも高度化する。下期には、ユーザーのショッピング上の関心や状況を反映し、新たな商品提案につなげる「発見型レコメンド」へと対象を広げる計画だ。
例えば、「ネイバープラスストア」でキャンプ用品を購入したユーザーに対し、KurlyNマートのミールキットや食品を提案するといった活用を想定している。
KurlyNマートは8月31日から9月6日まで、「KurlyNマート 1周年フェスタ」を実施する。
Naverのグロサリー&レジャー事業リーダー、キム・ピョンソン氏は「KurlyNマートは、NaverとKurlyの強みとノウハウを組み合わせ、サービス開始から1年で競争力を示したパートナーシップモデルだ」とコメントした。その上で、「商品、物流、マーケティングなどの分野でKurlyとの協業を継続していく」と述べた。