Strategyが、約2カ月にわたって中断していたビットコインの買い増しを再開するとの見方が強まっている。きっかけは、同社のマイケル・セイラー会長がX(旧Twitter)に投稿した「We’re Back」という短いメッセージだ。
Cointelegraphによると、セイラー氏は30日(現地時間)、Xに同メッセージを投稿した。市場ではこれを、単なる発信ではなく、Strategyによるビットコイン購入再開を示唆するサインとして受け止めている。
セイラー氏はこれまで、週末に示唆的な投稿を行った後、週明けに同社のビットコイン購入を公表する動きを繰り返してきた。この前例を踏まえると、今回の投稿も買い増し再開を示す可能性がある。
Strategyはこの2カ月間、週次ベースの定期購入を止め、財務基盤の強化を優先してきた。この間、優先株の発行を通じて51億ドル規模の手元資金を確保。さらに普通株の大規模発行により、15億9000万ドルの追加資金も用意した。
こうした調整は、ビットコインが下落基調にあった時期と重なった。当時、Strategyが保有する大量のビットコインは、会計上は含み損の状態にあったという。ただ、その後は市場環境の改善を背景にビットコイン価格が一時8万ドルを超え、足元でも7万8000ドルを上回る水準で推移している。
保有資産の損益状況も改善した。Strategyは平均取得単価約7万5385ドルで840,447BTCを保有している。ビットコイン相場の反発を受け、保有分全体は再び含み益圏に戻った。
今回の投稿は、Strategyが確保した資金を再びビットコイン購入に振り向ける可能性を示すものとして注目されている。同時に、世界最大級の企業によるビットコイン保有戦略が再び拡大局面に入るかどうかを占う材料にもなっている。
市場の関心は、このシグナルが実際の購入公表につながるかに集まっている。Strategyはこの夏、ビットコインの追加購入よりも流動性の確保と資本構成の整備を優先してきたが、価格回復によって保有資産が再び含み益に転じたことで、今後の資金配分の行方に注目が集まっている。