Apple初の折りたたみiPhoneは2000ドル超になるとの見方がある一方、Face IDやMagSafeなど一部機能が省かれる可能性もある。写真=9to5Mac

Apple初の折りたたみiPhoneが、「iPhone Ultra」の名称で投入される可能性が浮上している。価格は2000ドル(約30万円)を超えるとみられる一方、望遠カメラやFace ID、MagSafe、物理SIMスロットなど、従来モデルの一部機能が省かれる可能性がある。

9to5Macは8月24日(現地時間)、Apple初の折りたたみiPhoneについて、超高価格帯で投入されるとの見方がある一方、カメラ、生体認証、充電、SIM構成の各面で仕様が絞り込まれる可能性があると報じた。

大きな変更点としてまず挙がっているのがカメラ構成だ。メインカメラと超広角カメラの2眼構成となり、望遠カメラは搭載されない見通しという。2つのカメラはいずれも4800万画素で、iPhone 17の標準モデルと同程度になるとされる。

本体のボタン配置も変わる可能性がある。流出したモックアップでは、アクションボタンと消音スイッチのいずれも確認されていない。左側面にはボタンを設けず、サイドボタンとカメラコントロールボタンを右側に配置する構成が取り沙汰されている。音量ボタンはiPad miniのように本体上部へ移る可能性がある。

生体認証はFace IDではなく、Touch IDを採用するとの見方が有力だ。サイドボタンにTouch IDを組み込む方式で、実現すれば2017年のiPhone X以降で初めて、Face IDを搭載しないiPhoneとなる。背景には、超薄型の折りたたみ構造による内部スペースの制約に加え、内外2つのディスプレイに対応するFace ID関連部品を収める難しさがあるとみられる。

充電面では、MagSafe対応も不透明だ。流出したダミー機の背面でMagSafeリングが確認されなかったことから、標準的なワイヤレス充電のみをサポートする可能性が指摘されている。

通信面では、グローバルでeSIM専用となる可能性が高い。ミンチー・クオ氏やBloombergなど複数の情報筋は、物理SIMスロットが省かれると予測しており、その主因として超薄型設計を挙げている。薄型デザインを打ち出したiPhone Airも、世界市場ではeSIM専用として発売された。一方、iPhone 17とiPhone 17 Proは、米国など一部の国・地域でのみeSIM専用として販売され、中国など他市場では物理SIMスロットを維持している。

Appleは折りたたみiPhoneで新たなフォームファクターを打ち出す一方、従来機能の一部を削る可能性がある。製品としての評価は、折りたたみ形状そのものだけでなく、省かれた機能を使い勝手でどこまで補えるかが焦点になりそうだ。

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