Appleの大型新製品発表が近づく中、フォルダブルiPhoneをはじめ、スマートホーム機器、Mac、Apple Watchの次期モデルに注目が集まっている。米ITメディアの9to5Macは24日、Appleが近く10製品超を投入するとの見方が出る中、特に注目すべき5製品を整理した。
最も関心を集めているのは、フォルダブルiPhoneとされる「iPhone Ultra」だ。9to5Macは、iPhoneとiPad miniを融合したような端末として紹介している。
ハードウェアに関するリークは少なくないが、完成度を左右するのはソフトウェアだとの見方が強い。特に、iPhone向けOS「iOS 27」をフォルダブル端末向けにどこまで自然に最適化できるかが、大きな焦点になるという。
9to5Macも、フォルダブル端末の体験を決めるのはソフトウェアだと指摘した。iOS 27がフォルダブル環境でどこまで自然かつ強力に機能するかを見極めたいとしている。
スマートホーム戦略を占う製品として挙がったのが「HomePad」だ。Appleにとって、スマートホーム市場への本格参入の起点になり得る製品と位置付けられている。
期待される機能としては、Appleフォトのスライドショー、セキュリティカメラ機能、Siri AI、歌詞表示対応のApple Music再生などが挙がった。一方、Siri AIの遅れが影響し、投入時期が当初想定よりずれ込んだ点も指摘されている。
それでも9to5Macは、発売が近いことを示す兆候は続いているとみている。HomePadは、Appleが描く「新たなスマートホーム時代」の方向性を示す製品になりそうだと評価した。
Apple TV 4Kの新モデルも関心を集めている。現行モデルの投入から4年が経過しており、単純な性能向上よりも、使い勝手がどこまで変わるかが重要になるとの見方だ。
AI対応の広がりを背景に、Siri AIやより高性能なチップ、ハードとソフトの刷新が組み合わされれば、意味のあるアップグレードになるとの期待もある。HomePadと近い時期に投入される可能性も取り沙汰されており、カメラ搭載の有無も焦点の一つだ。
大画面で、iPhoneを接続せずにFaceTimeを利用できるようになるかも注目点となる。
Macでは「MacBook Ultra」が変化の象徴として取り上げられた。タッチ対応、OLED、Dynamic Island、新デザイン、セルラー対応オプションの可能性が言及されている。
9to5Macは、Apple silicon移行後のMacについて、いくつかの課題は解消した一方、なお従来設計を引きずる面も残るとみている。MacBook Ultraは、そうした流れを変える可能性を持つ製品であり、長く待たれてきたMacの刷新に近いと評価した。
MacがiPadのように、ハードウェア面でより積極的な革新を取り込めるかが鍵になりそうだ。
ウェアラブルでは、Apple Watch Series 12とUltra 4が注目製品に挙がった。最大の焦点は、AI時代を見据えた新たなSクラスチップだ。
Apple Watchのチップは毎年大きく変わるわけではなく、CPU性能の向上も体感ベースではおおむね3年周期だったと9to5Macは説明する。その上で、2023年のS9以来となる今回のモデルでは、久しぶりに意味のある改善が示される可能性があるとみている。
より高性能なチップが採用されれば、Siri AIとの連携もより自然に進むとの見通しだ。
今回挙がった製品群からは、Appleの新製品戦略が単なるモデルチェンジではなく、フォームファクターの変化、AI対応、スマートホーム領域の拡大に軸足を置いていることがうかがえる。フォルダブルiPhoneは新たなハードウェア領域を切り開く試金石となり、HomePadはスマートホーム参入の中核を担う可能性がある。
Apple TV 4K、Apple Watch、Macの新製品も、それぞれリビング、手首、PCという接点でAI活用を広げる流れの中にある。今後の発表イベントで、Appleがこれらの製品をどのような優先順位で打ち出すかが次の焦点となりそうだ。