Shiba Inu(SHIB)のイメージ(写真=Shutterstock)

Shiba Inuの大口保有ウォレットが、約5兆SHIBを2021年11月以降一度も売却せず保有し続けていることが分かり、コミュニティで長期保有の事例として注目を集めている。

21日付のThe Crypto Basicの報道によると、このウォレットは2021年11月4日、詳細不明のアドレスから約5兆SHIBを受け取った。その後は売却記録が確認されていないという。

オンチェーンデータプラットフォームのArkhamがまとめた取引履歴では、このSHIBはShiba Inuが2021年10月28日に過去最高値の0.00008845ドルを付けた数日後に同ウォレットへ移動した。当時の評価額は約2億8198万ドルだったが、現在は約2535万ドルまで縮小しており、91.01%減少した。

取引履歴上、このアドレスは2021年11月以降、SHIBを外部へ移していない。2021年の高値形成後の急落を含め、複数回の相場変動局面を経ても保有を続けてきたことになる。ウォレット内ではSHIBが最大の保有銘柄だという。

こうした動きを受け、Shiba Inuコミュニティではこのウォレットを長期保有の象徴として注視する動きが出ている。一部では「ダイヤモンドハンド」と呼ぶ声もあり、売却していないだけでなく、中央集権型の取引所にも移していない点が材料視された。

もっとも、長期間にわたり出金記録がないことだけで、保有者の意図や今後の売却計画を断定することはできない。保有主体が個人投資家なのか、機関投資家やカストディ事業者なのかも確認されておらず、「ダイヤモンドハンド」との見方もオンチェーン上の記録に基づく解釈にとどまる。

また、確認できるのは2021年11月にこのウォレットへSHIBが移動した事実であり、その時点で実際に購入が行われたかどうかは不明だ。このため、移動時点の評価額と現在価値を比較して資産価値の変化を把握することはできる一方、保有者の実際の投資損益や収益率を示すものとは言い切れない。

SHIBの価格は、心理的節目とされる0.000005ドルを再び上回った。足元では0.000005133ドル前後で推移し、時価総額は30億3000万ドル。暗号資産全体の時価総額順位は28位となっている。ただ、2021年に付けた過去最高値の0.00008845ドルをなお94.23%下回る水準だ。

今回の事例は、価格急落後も大口保有者が数量を維持している点で注目される。SHIBが現在も同ウォレットの最大保有トークンであることも、コミュニティが長期保有のシグナルとして受け止める背景となっている。

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