XRPの24時間取引高が8月22日に154億ドル(約2兆3100億円)に達し、2026年に入って最大を記録した。暗号資産市場全体が持ち直すなか、XRPは価格反発と取引高の拡大が同時に進んだ格好だ。
ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが24日に報じたところによると、相場反発局面でXRPは、時価総額上位100銘柄のなかでも戻りの強さが目立つ銘柄の一つとなった。
市場全体も回復基調にある。世界の暗号資産の時価総額は先週、4740億ドル(約71兆1000億円)増加し、主要銘柄は直近の下げの一部を取り戻した。XRPは週間で53%上昇し、2024年11月以降で最も高い上昇率となった。価格上昇にあわせて、取引も急増した。
CoinMarketCapによると、8月22日のXRPの24時間取引高は154億ドルだった。年内で初めて120億ドル(約1兆8000億円)を超え、2025年10月10日の急落局面以降では最大の日次水準となった。8月の平均日次取引高である11億ドル(約1650億円)と比べると、約1300%増に相当する。
年初来の取引高も更新した。XRPは2月上旬の反発局面で24時間取引高118億3600万ドル(約1兆7750億円)を記録していたが、8月22日はこれを約30%上回った。2月5日は市場全体の急速な売りのなかでXRP価格が19.71%下落し、1.21ドルまで下げた。同日の取引高は113億4000万ドル(約1兆7010億円)で、当時の年内最高だった。続く2月6日には価格が21.07%反発して1.46ドルとなり、取引高も118億3600万ドルに増加した。
ただ、今回の取引高急増がそのまま終値の上昇にはつながらなかった。XRPは8月22日に一時1.69ドルまで上昇したものの、この水準では売りに押され、1.40ドル近辺まで反落した。最終的な上昇率は0.53%にとどまり、終値は1.46ドルだった。取引高は年内最高水準に膨らんだ一方、値動きは大きく振れた。
翌23日は異なる展開となった。XRPは3.96%高の1.51ドルまで上昇した一方、24時間取引高は65億ドル(約9750億円)に減少した。
今週に入ってからは、上昇分の一部を吐き出す動きも出ている。24日時点でXRPは2.39%下落し、今回の上昇局面入り後では初めて日中ベースで下げた。価格も1.50ドルを割り込み、1.4805ドル近辺で推移した。
それでも月間では堅調だ。XRPは8月に入って39.97%上昇しており、年初来の下落率も大きく縮小した。今月初めには年初来で42%安だったが、足元では約19%安まで戻している。
今回の局面では、XRPが価格反発と取引拡大を同時に示した点が目を引く。一方で、8月22日にみられたように、取引高の急増が直ちに一段高につながるとは限らない。市場では、XRPが1.50ドル前後で売買をこなしながら、上昇基調を維持できるかを見極める局面となっている。