FasooAIは8月25日、プライベートブロックチェーンソリューション「FasooBlock」を同伴福祉宝くじのシステム全体に適用したと発表した。購入記録のハッシュ値や当せん情報をブロックチェーンに記録し、データ改ざんの防止と検証体制の強化につなげる。
FasooAIは、第5期の宝くじ受託事業者である同伴福祉宝くじコンソーシアムに参画し、宝くじ事業全般のセキュリティを担っている。今回は、宝くじシステムの高度化に向けた課題だったデータ完全性の強化と安定性の確保を目的に、ブロックチェーン技術を導入した。
プライベートブロックチェーンは、許可を受けたユーザーだけが参加できる方式だ。データへのアクセスを制御しながら変更履歴を追跡できるため、複数の主体がデータを共同管理し、真正性の証明や履歴管理が求められる分野で活用されている。
FasooBlockは、同伴福祉宝くじの「ロト6/45」「スピット2000」などの抽せん式・インスタント式宝くじに適用した。購入記録のハッシュ値と当せん情報をブロックチェーン上で記録・管理し、データの変更有無を確認できるようにした。
高額当せん券の検証プロセスでも、ブロックチェーンに記録された情報を使った追加の確認手順を導入した。FasooAIは、これにより宝くじデータの改ざん防止に加え、不正販売や偽造宝くじへの対応力向上が見込めるとしている。
同伴福祉宝くじのイム・チョスン システム運営本部長は、「宝くじデータの信頼性と透明性は、安定した宝くじ運営に不可欠な要素だ」としたうえで、「FasooAIとの協業を通じてデータ管理体制を一段と強化した。今後も信頼される安定的な宝くじ運営環境の構築を進める」と述べた。
FasooAIのカン・ボンホ サービス事業本部長は、「プライベートブロックチェーン技術を基盤とするFasooBlockは、データの信頼性と透明性を確保できる、経済的かつ効率的な手段だ」とコメント。「今回の同伴福祉宝くじでの導入を足がかりに、金融、公共、物流など、データ完全性が重要な産業へ適用を広げていく」と述べた。