Bitcoinが直近1週間で約23%上昇し、過去3年で最も強い上昇局面の一つとなっている。7万7500ドル前後の心理的節目を上抜けたことで、市場の関心は次の上値抵抗となる8万ドル近辺に移っている。
8月24日、ブロックチェーンメディアのU.Todayによると、Bitcoinは7万7500ドル前後の重要な節目を突破した後も、主要な移動平均線を上回る水準を維持している。
今回の反発は、2026年上半期を通じて続いた軟調地合いの転換を示す動きとして受け止められている。Bitcoinは今年1〜2月の下落に続き、6月にも20.5%急落し、市場全体の弱気ムードを強めていた。
その後、7月の緩やかな持ち直しが8月の急伸につながり、月間上昇率は22.7%に達した。8月の平均騰落率が0.82%にとどまることを踏まえると、異例の上げ幅といえる。
市場では、数カ月続いたレンジ相場を上放れた点に注目が集まっている。暗号資産アナリストのDr. Profitは、相場の構図が買い手優位に転じたとの見方を示した。
焦点となる価格帯にも変化が出ている。Dr. Profitは、これまで上値を抑えてきた7万1000ドルが、主要なサポートラインに転じたとみている。
さらに、強気シナリオの直近目標として7万8500ドルを挙げ、この水準を上回って推移すれば、8万2000ドルを試す展開もあり得ると指摘した。
今回の急騰の直接的な要因としては、ショートスクイーズが挙げられる。レバレッジをかけて下落に賭けていた投資家が急速な上昇に対応できず、買い戻しが連鎖し、ショートポジションの清算が数十億ドル規模にのぼった可能性がある。
こうした売りポジションの強制的な解消が追加の買いを呼び込み、上昇の勢いを一段と強めたという。
機関投資家マネーの流入も相場を下支えした。8月17〜21日の週には、Bitcoin現物ETFに19億1000万ドルの純流入があった。
日次の流入額は先週木曜日に6億629万ドルでピークを付け、これを受けて関連ファンドの純資産総額は960億7000万ドルまで増加した。
一方で、上昇がこのまま一直線に続くとみる向きは多くない。足元の8万ドル近辺には大規模な売り注文が集まっており、目先の最大の上値抵抗として意識されている。
大口資金が市場全体の楽観ムードに直ちに追随していない点も、こうした警戒感を支えている。Bitcoinが他の資産に先行して大きく上昇した分、資金の一部が時価総額2位の暗号資産であるEthereumや主要アルトコインに向かう可能性も指摘されている。
Bitcoinの強い地合いが続くなか、市場の次の焦点は8万ドルの抵抗帯を突破できるかどうか、そして資金がEthereumや主要アルトコインへ広がるかに移りつつある。