資産運用会社のStriveは、8150万ドルを投じてビットコイン1110BTCを追加取得した。保有量は2万1356BTCとなり、上場企業のビットコイン保有量で7位に浮上した。24日の取引では、同社株ASSTが一時11%超上昇した。
Cointelegraphによると、Striveは17日から21日にかけてビットコインを買い増した。24日付で米証券取引委員会(SEC)に提出した開示資料では、手数料や関連費用を含む平均取得単価は1BTC当たり7万3409ドルとしている。
24日のビットコイン価格は7万9000ドル前後で推移し、今回の平均取得単価を約8%上回った。
株式市場もこれを好感した。ナスダック上場のASST株は24日午前の取引で一時11%超上昇し、年初来上昇率は一時約36%に達した。
今回の買い増しにより、Striveは上場企業のビットコイン保有量で7位に入った。BitcoinTreasuries.netの集計では、Bullishに次ぎ、SpaceXを上回る水準となっている。
企業がビットコインを財務戦略に取り込む動きが続く中で、Striveも保有規模を一段と積み増した格好だ。
Striveのマット・コール最高経営責任者(CEO)は24日、X(旧Twitter)への投稿で、ビットコイン投資の要点は単純な価格上昇だけではないと強調した。
コール氏は、ビットコインは希少資産の中でも上昇ペースが速く、ASSTはその効果を責任ある形で最大化できるよう設計されていると説明した。
財務面では、現金および現金同等物が同期間に1710万ドル増加し、1億7190万ドルに達した。クラスA普通株の発行済み株式数は365万株増の7989万株となった。
Striveは資産運用事業も手掛けており、上場投資信託(ETF)とダイレクト・インデックス運用プラットフォームを通じて約30億ドルを運用している。
また、21日時点でStrategyの変動金利型永久優先株「STRC」を50万5000株保有しており、評価額は4860万ドルとしている。
これに加え、自社の変動金利型永久優先株「SATA」も引き続き展開している。
SATAは2025年11月に初めて発行された。Striveは当時、1株80ドルで200万株を販売し、計1億6000万ドルを調達した。
SATAは普通株と異なり、インカム型商品として設計されている。変動配当利回りを通じて株価を100ドル近辺で安定させる仕組みを採っており、Striveは4月に年換算の配当利回りを13%へ引き上げた。さらに、6月16日からは配当支払いを月次から日次に切り替えた。
22日のSATA終値は100.01ドルで、経営陣が目標として示していた99~101ドルのレンジに再び入った。
Striveは3月、SATAの目標取引レンジを95~105ドルから99~101ドルへと絞り込み、100ドルを下回る水準では市場での売り出しや追加発行を行わない方針を明らかにしていた。
Striveはビットコインの追加取得と優先株戦略を並行して進めている。SATA価格の安定と現金同等物の積み増しを背景に、今後どこまでビットコイン保有を拡大するかが注目される。