ビットコイン(写真=Shutterstock)

ビットコインは24日、8万ドルの節目を前に反落した。ただ、7万8400ドル台まで下げた後は押し目買いが入り、7万9000ドル台を回復した。8万ドルを上抜けるには至らなかったものの、下落局面で買いがすぐに入ったことで、市場では強気地合いの底堅さに注目が集まっている。

ブロックチェーンメディアのU.Todayによると、ビットコインは同日、8万ドルの抵抗線を2度試したものの突破できず、その後は7万8400ドル台まで下落した。

この日の焦点は、8万ドルが依然として強い心理的節目として意識された点にある。ビットコインは11時30分前と12時15分すぎにそれぞれ上昇を試したが、いずれも8万ドル手前で売りに押され、上昇の勢いは続かなかった。

市場アナリストのジェームズ・スタンリーは、価格が節目の直下まで上昇した直後に押し戻されたと指摘した。7万9500ドルの支持線を維持できなかった後は売りが強まり、13時30分ごろには7万8400ドルをやや上回る水準まで下落した。その後は反発に転じ、再び7万9000ドル台を回復した。

値動きそのものは、8万ドル突破に失敗した後の短期調整とみられる。ただ、市場心理が大きく悪化したわけではない。取引中に約1500ドル下落したにもかかわらず、買い手が一段安を待たずに流入したためだ。U.Todayは、こうした動きを押し目での買い意欲の強さとして伝えた。

オンチェーン分析家のラファエルは、Glassnodeのデータをもとに、買い手はより有利な水準までの下落を待っていないとの見方を示した。こうした焦りを伴う買いは数年ぶりだと説明している。実際、下落後の値動きでは強気のローソク足が連続し、午前の下げ幅のかなりの部分を短時間で取り戻した。

取引所関連の指標も同様の方向を示した。市場解説者のテッドは、Coinbaseのビットコイン・プレミアムが約3カ月半ぶりにマイナス圏を脱したと指摘した。米国市場の需要が再び戻りつつある動きとあわせて解釈できるという。

このため市場の関心は、8万ドル突破に失敗した事実そのものよりも、その後の戻りの速さに向かっている。強い抵抗線を前に上昇はいったん抑えられたものの、下落のたびに買いが素早く入り、強気心理は大きく崩れなかったためだ。

今後の焦点は、ビットコインが再び8万ドルを試せるかどうか、そして7万9500ドル近辺を支持線として回復できるかにある。この水準があらためて下値支持として定着すれば、買いが8万ドル突破を再度試す可能性がある。一方、支持線の回復が遅れれば、短期的なボラティリティはさらに高まる可能性がある。

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