AnthropicのClaude。写真=Shutterstock

Anthropicが、Claude Mythos 5を活用したサイバー防衛機能の提供を拡大する。SecurityWeekが24日、報じた。モデルへの直接アクセスは抑えながら、パッチ提案やセキュリティ警告といった防御向けの出力を広げる方針だ。

この取り組みは、4月に始動した「Glasswing」プロジェクトを軸とする。Mythosクラスのモデルに直接触れられる範囲を限定する一方、防御側が活用できる具体的なアウトプットの拡充に重点を置く。

Glasswingは、脆弱性が広く拡散・悪用される前に、防御側が先回りして発見・修正できる余地を広げる狙いがある。少数の機関に対し、「Claude Mythos Preview」と、その後継に当たる「Mythos 5」を早期提供することが柱となっている。

Anthropicは、モデルへ直接かつ無制限にアクセスできる状態を「最も危険なシナリオ」と位置付ける。これに対し、パッチやセキュリティ警告などの具体的な成果物だけを提供する形であれば、リスクを大きく抑えられると説明している。

同社はセキュリティパートナーとの連携を通じて、Mythos 5のセキュリティ運用、インシデント対応、検知ツールへの統合を加速している。エンドユーザーはMythosと直接やり取りせず、専用インターフェースを介して推奨パッチ一覧などの結果のみを受け取る仕組みだ。

Claude Enterpriseの顧客向けにベータ提供している「Claude Security」では、コードスキャン機能にMythos 5を導入した。スキャン結果では、CWEカテゴリ、信頼度、重大度、修正提案を提示する。実際の修正は「Claude Code」を通じて行い、人による承認を経て配布される。

Anthropicはあわせて、オープンソース向けのセキュリティ基金「Defender Advantage Fund(0xDAF)」も発表した。オープンソースプロジェクトの保護を支援する団体に対し、総額3500万ドル分のClaudeクレジットを提供する。

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