Cardano(ADA)を巡り、3ドル台回復への期待が市場で広がっている。暗号資産市場全体でリスク選好が改善する中、ADAも反発基調を強めており、2021年に記録した過去最高値3.10ドルを再び試すことができるかに注目が集まっている。
ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが20日(現地時間)に報じたところによると、Song Market Cap創業者のユレ・カラマルコ氏はX(旧Twitter)への投稿で、Cardanoの3ドル突破について「可能かどうかではなく、いつ実現するかの問題だ」との見方を示した。
こうした発言は、長く軟調に推移していたADAが持ち直す局面で出た。ADAは前日に10%超上昇し、0.19ドルを上回った。
背景には、暗号資産市場全体の地合い改善がある。暗号資産の時価総額は8.7%増の2兆3700億ドルとなり、ビットコインは7万3000ドル台に上昇した。イーサリアムも2252ドル前後で推移した。
3ドル台は、ADAにとって未踏の領域ではない。2021年9月には3.10ドルまで上昇し、過去最高値を付けた。足元は0.19ドル近辺で推移しており、この水準から過去最高値を回復するには約1530%の上昇が必要となる。
3ドルを目標水準として挙げるのは、カラマルコ氏だけではない。TradingViewのアナリスト、OceanStakerは、過去の「Power of Three(PO3)」パターンが3ドル方向への値動きを支える可能性があると分析した。暗号資産予測プラットフォームのTelegaonも、ADAが2028年までに3ドルを超え、3.24ドルに到達する可能性があると予想している。
先行きを左右する要因の一つは、暗号資産市場全体で強気相場が再び鮮明になるかどうかだ。Cardano創業者のチャールズ・ホスキンソン氏は、ADAが2021年に0.025ドルから3.10ドルまで急騰した経緯に触れ、長期的な成長余地に自信を示した。
DeFi(分散型金融)エコシステムの拡大も、ADAの上昇期待を支える材料とみられている。CardanoはRealFiやAlphaGrowth PRIMEの提案を進めており、新規ユーザーの流入とエコシステム活性化を狙う。こうした取り組みが実際の利用拡大や資金流入に結び付けば、ADAの反発基調を下支えする可能性がある。
もっとも、長期見通しには不確実性も残る。カラマルコ氏は3ドル到達について「可能性ではなく時期の問題」と述べたが、市場環境や規制動向、採用拡大のペース、投資家心理は変化し得る。ADAの上昇が持続するかどうかは、暗号資産市場全体の方向感と、Cardanoエコシステム拡大の成果に左右されそうだ。
カラマルコ氏はXへの投稿で、「3ドルを超えるかどうかではなく、いつ超えるかの問題だ」とした上で、「I love Cardano」とも記した。