XRP Ledger(XRPL、画像=Shutterstock)

XRP Ledger(XRPL)で流通するステーブルコインの供給量が2026年4〜6月期(2Q)に急拡大した。期末時点の供給量は8億2550万ドルとなり、前四半期比195.4%増。このうちRLUSDが82.0%を占めた。一方で、新規アドレス数と分散型取引所(DEX)の取引量は減少した。

米ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが19日(現地時間)に報じた。それによると、XRPLの2Qの取引件数は2億2240万件で、四半期ベースでは過去2番目の水準だった。過去最高だった前四半期の2億3800万件からは6.5%減ったが、高い水準を保った。

1日当たりの平均取引件数は244万件。失敗した取引は計5460万件で、全体の24.5%を占めた。1Qの失敗比率は19.0%だった。

これに対し、ユーザー関連の指標は弱含んだ。1日当たりの平均アクティブアドレス数は約1万6800で、前四半期比10.7%減、前年同期比24.5%減だった。

新規アドレスは1日平均約2380と前四半期比22%減。リピートアドレスは約1万4380で8.4%減にとどまり、新規ユーザーより既存ユーザーの利用が比較的底堅かったことを示した。

DEX取引も縮小した。2QのDEX取引量は4億8290万ドル(約724億円)で、前四半期比35.9%減だった。

内訳は、中央指値注文板(CLOB)が4億1910万ドル(約629億円)、自動マーケットメーカー(AMM)プールが6380万ドル(約96億円)。取引の大半は注文板方式に集中した。

XRPL上のトークンエコシステムは拡大した。ネットワーク上で発行された約1100トークンの時価総額は、2Q末時点で9億8040万ドル(約1471億円)となり、前四半期比21.0%増、前年同期比67.9%増となった。

このうちRLUSDの構成比は69.0%で、1Q末の23.4%から大きく上昇した。

ステーブルコイン供給の増加は一段と顕著だった。XRPL基盤のステーブルコイン供給量は2Q末時点で8億2550万ドル(約1238億円)となり、前四半期の2億7950万ドル(約419億円)から195.4%増加した。前年同期の6610万ドル(約99億円)と比べると、増加率は1100%を超える。

銘柄別では、RLUSDの供給量が6億7690万ドル(約1015億円)で全体の82.0%を占めた。USDBは1億1980万ドル(約180億円)で14.5%。BrazaのBBRLとSociete GeneraleのEURCVは、それぞれ1250万ドル(約19億円)と1140万ドル(約17億円)だった。

一方、XRPの価格は軟調に推移した。期初は約1.31ドル(約197円)で始まり、5月中旬には1.48ドル(約222円)まで上昇したが、その後は下落し、四半期末時点では1.04ドル(約156円)となった。

これは1Q末比で19.9%安、前年同期末の2.23ドル(約335円)と比べると53.5%安い水準。足元では暗号資産市場全体の反発を受け、24時間で11.12%上昇し、1.10ドル(約165円)前後で推移している。

2QのXRPLは、取引処理件数で高水準を維持しつつ、ステーブルコイン供給が大きく伸びた半面、新規ユーザーの流入とDEX取引は減速した。RLUSDの拡大が今後、ユーザー数や取引活動の押し上げにつながるかが注目される。

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