Yanoljaグループでクラウド型ホスピタリティソリューションを手掛けるYanolja Cloud Solution(YCS)は20日、ホテル内に分散するデータを統合する自社ソリューションの導入により、海外顧客の売上高や稼働率の改善が進んでいると発表した。
YCSは、ホテル運営システム(PMS)を中核に、チャネルマネージャー、リアルタイム予約エンジン、POSなどを連携したフルスタックソリューションを提供している。予約や客室管理、収益最適化に関わるデータを一元化し、ホテル運営の自動化と効率化を支援する。
導入効果も出ている。インドネシアの「シナブン・ヒルス・ダイアモンド」ホテルでは、YCSのソリューション導入後、2026年4~6月期の売上高が前四半期比9.5%増加した。客室稼働率(OCC)は15.5ポイント上昇して70%となり、RevPAR(販売可能客室1室当たり売上高)は10.4%伸びた。
米国の「ブレンントウッド・イン&スイーツ」でも、同期間の売上高が前四半期比68.7%増加した。客室稼働率は7.1ポイント上昇し、RevPARは50.4%増となった。
YCSはソリューションの提供に加え、導入先ごとの運営コンサルティングやスタッフ教育、技術支援も手掛ける。蓄積した運営データを基に、AIエージェントを活用したホテル運営環境の高度化も進めている。
Yanoljaグループの関係者は「ホテル業界のデジタル変革では、単なるシステム導入にとどまらず、データをつなぎ、実際の運営成果につなげることが重要だ。グローバル向けエンタープライズソリューションとAI技術を基盤に、世界の旅行事業者の運営競争力向上を支援していく」とコメントしている。