画像=Rockstar Games

米陸軍が、兵士の再入隊を促す異例の施策に乗り出した。第9工兵大隊は、人気ゲーム「GTA6」の発売日に合わせ、再入隊契約を結んだ下士官に4日間の特別休暇を付与する方針だ。

Gigazineの18日付報道によると、この制度は「GTA6 4-Day Pass」と呼ばれ、第9工兵大隊の内部メモで明らかになった。メモでは、部隊の定着率向上と士気維持を目的とした再入隊奨励策と位置付けている。

対象は第9工兵大隊に所属する下士官。2026年8月1日から11月14日までに再入隊契約を結んだ場合、「GTA6」発売日から4日間の休暇を取得できる。

「GTA6」の発売予定日は2026年11月19日。条件を満たした兵士は、発売日から4日間を休暇に充てられる。再入隊契約の締切日が発売5日前の11月14日に設定されている点も、この施策の特徴だ。

文書公開直後には真偽を疑う声も上がった。一方、オンラインコミュニティでは、文書に記載された指揮官名や連絡先、書式が実際の軍文書に近いとして、実在のプログラムではないかとの見方も出ている。

米軍が再入隊を後押しするため、独自の報奨策を設けるのは初めてではない。これまでも学士号取得を目的とした長期休暇や、旅行費用の支援といったインセンティブが運用されてきた。今回は、大衆文化コンテンツを直接組み合わせた点が異色といえる。

「GTA6」は世界的な注目を集める大型タイトルだけに、発売日に合わせた休暇措置が再入隊の判断に影響する可能性もある。内部メモでも、単なる休暇付与ではなく、兵力の維持と士気向上を主眼に据えていた。

もっとも、この制度が実際にどの程度の再入隊契約につながったかは確認されていない。それでも、軍が人員確保策として特定ゲームの発売日を活用した事例として関心を集めている。

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