DailyPayは8月19日、零細事業者や自営業者の事業データをリアルタイムで収集・統合するビッグデータ基盤「R-SDB」を構築したと発表した。蓄積したデータは、信用評価やリスク判断、限度額算出などに活用する。
R-SDBは、オンラインとオフラインの事業データに加え、POSやVANのデータを統合して蓄積・管理する仕組み。零細事業者や自営業者向けの金融ソリューションを手掛ける同社が整備した。
構築に当たっては、金融機関や各種プラットフォームのAPIを連携。OCR技術とLLM(大規模言語モデル)を組み合わせて収集データを分析可能な形に文書構造化したほか、異なるデータソースを共通基準で扱うためのデータ正規化ロジックも適用した。
同社によると、これにより1億件超のデータ処理に対応し、分析や審査にかかる時間を短縮したという。
R-SDBに蓄積したデータは、事業者ごとの情報とひも付けて活用する。売上推移や事業状況の変化を把握し、信用評価、リスク判断、限度額算出に反映させる仕組みとしている。
今後はR-SDBを基盤に、オンライン・オフライン事業者の売上取引の流れや変動性、事業者の状況などを分析し、資金流動化ソリューションに活用する計画だ。
あわせて、零細事業者や自営業者に特化したリアルタイム信用評価アルゴリズム「R-SCB」の開発も進める。蓄積データを活用し、信用評価と限度額算出の仕組みを高度化する方針だ。
DailyPayのイ・ヘウ代表は「リアルタイムでデータを収集・管理・評価する点が、金融業界で導入が検討されている零細事業者向けSDB・SCBとの違いだ」と述べた。その上で「分散しているデータを集約し、零細事業者や自営業者の信用評価に活用していく」とした。