XRPが直近4カ月で25%超下落する中でも、100万XRP以上を保有する大口アドレスでは買い増しが進んでいた。保有残高は4月以降に9億7000万XRP増加し、現在の価格ベースで約10億ドル相当に達した。
Decryptが12日、オンチェーンデータを基に報じた。これによると、100万XRP以上を保有するアドレス群の保有残高は、4月以降に大きく積み上がったという。
市場分析会社Santimentの集計では、100万XRP以上を保有するアドレスの合計残高は現在502億4000万XRP。XRPの流通量626億7000万枚の8割超に相当し、流通分の大半が大口アドレスに集中している構図が浮かぶ。
保有規模別で最も多かったのは、10億XRP以上を持つアドレスで260億7000万XRP。100万XRP以上保有アドレス全体の51.9%を占めた。これに続いたのは、1000万〜1億XRPが121億1000万XRP、1億〜10億XRPが82億XRP、100万〜1000万XRPが38億6000万XRPだった。
このうち増加幅が最も大きかったのは、1000万〜1億XRPの保有アドレスだ。4月中旬の113億8000万XRPから現在は121億1000万XRPとなり、7億3000万XRP増加した。全体の増加分の約75%を占める。10億XRP以上のアドレスも、同期間に258億4000万XRPから260億7000万XRPへと増え、2億3000万XRPを積み増した。
一方、すべての大口アドレスが同じ動きを見せたわけではない。100万〜1000万XRPの保有残高は約1億4000万XRP増えた一方、1億〜10億XRPでは1億1000万XRP減少した。それでも、100万XRP以上保有アドレス全体では、4月12日時点の492億7000万XRPから現在の502億4000万XRPへと増加している。
価格はこうした保有拡大とは逆行した。XRPは4月12日に1.35ドルで取引を開始し、同日は2.22%下落。5月14日には1.54ドルまで持ち直したものの、上昇は続かなかった。
その後は下落基調が鮮明となり、6月6日には1.0499ドルまで下落して当時の年初来安値を更新した。いったん1.29ドルまで戻したが、この水準では上値の重さが意識された。
XRPは再び軟化し、6月26日には1.008ドルまで下げて年初来安値を更新。その後の反発も限定的で、直近では再び1.01ドル前後で推移している。4カ月前と比べると下落率は25%を超える。
それでも大口保有者は買いを続けた。100万XRP以上のアドレスは約4カ月で9億7000万XRPを積み増しており、現在価格ベースの評価額は約10億ドルに近い。価格が軟調な中でも、大口への保有集中は一段と進んだ格好だ。
今後の焦点は、大口アドレスの買い増しが続くかどうか、さらに保有拡大がXRP相場の反転につながるかどうかに移る。