ビットコインが7月1日に付けた5万7735ドルについて、今回の4年サイクルにおける長期的な底となった可能性があるとの見方が出ている。四半期足ベースのボリンジャーバンドで主要サポートを試した後に反発しており、市場の関心は9月30日の四半期終値に移っている。
ブロックチェーンメディアのU.Todayが11日に報じた。今回の分析は短期の値動きではなく、3カ月単位でみる四半期足チャートに基づくものだ。
ビットコインは第3四半期初日の7月1日、四半期足が始まった直後に5万7735ドルまで下落した。この水準は、3カ月ボリンジャーバンドのミドルラインである5万7431ドルに近く、このゾーンで買いが入ったとみられる。その後は8月11日に一時6万4174ドルまで上昇し、7月安値から約11%戻した。
足元では6万~6万6000ドルのレンジ相場に注目が集まっているが、長期の四半期足チャートでは別のシグナルが出ているという。今回のサポートラインのテストは、2015年、2019年、2022年の各サイクル終盤でみられた四半期ベースの移動平均線の検証局面に近い動きだと分析している。
当時も市場調整の終盤に類似したパターンが現れたとされる。ただ、足元の水準をただちに上昇転換のシグナルとみなすのは難しいとの見方も示した。
第3四半期の足が確定するのは9月30日で、それまでは価格が大きく振れる余地があるためだ。足元の反発が底打ちのように見えても、四半期終値が固まる前に相場が再び大きく変動する可能性は残る。
特に8~9月にかけては、ボラティリティが再拡大する可能性があるという。季節要因で流動性が細りやすい時期に大口資金が相場を押し下げ、7月安値の5万7735ドルを一時的に下回る場面も想定されるとしている。
その過程で、恐怖感による投げ売りをこなした後に反発へ向かう展開もあり得るという。第4四半期入りまで明確な方向感が出ないまま、値幅の大きい上下動を繰り返す「エレベーター相場」が続く可能性もあるとした。
長期トレンドを見極めるうえでの基準は、第3四半期の終値だ。9月30日時点で四半期足が5万7431ドルを上回って引ければ、テクニカル面では秋以降の上昇局面に向けた土台が整う可能性があると分析している。
一方、四半期中に一時的な下落があったとしても、最終的な終値でこのサポートを維持できるかどうかのほうが重要だという。短期的な急騰急落よりも、第3四半期終了時点で5万7400ドル台を守れるかが、中長期の方向性を左右する焦点となりそうだ。