Disney+は、自然言語検索や音声入力を通じて、利用者ごとに適した映画やシリーズを提案する新たなAI機能のベータ提供を始めた。米The Vergeが7日(現地時間)に報じた。対象は選定した一部の加入者に限る。
Disney+はこれまでも視聴履歴に基づくコンテンツ推薦を提供してきた。今回の新機能は、過去の視聴傾向だけでなく、その時々の状況や気分に合った作品を探しやすくする点に重点を置く。Disneyは、このツールについて「その瞬間に合う」コンテンツを勧めるよう設計したと説明している。
利用者は自然な文章で作品を検索できるほか、音声で質問することもできる。あわせて、おすすめ表示を起点に作品を探し始める仕組みも用意した。これに応じて、関連する映画やシリーズが新たにおすすめとして表示される。
ストリーミング業界では、膨大な作品群の中から何を見るかを見つけやすくするAI検索・推薦機能の導入が広がっている。Netflixは昨年、OpenAI技術を活用した対話型検索を試験したほか、音声検索機能も提供している。Warner Bros. Discoveryも先週、HBO Maxで対話型検索機能を実験していると明らかにした。Peacockは最近、Bravoのクリップをナレーションする「AI Andy Cohen」機能を追加している。
Disneyは今週の業績発表で、Disney+を同社のデジタル事業の中核に位置付ける方針を改めて示した。ジョシュ・ダマロ氏は、パーソナライズ、独自性、加入者特典の強化を進めると述べた。
DisneyはESPNにもAI支援の対話型検索機能を導入している。ベータ段階にある「ESPN Search」では、一部ユーザーが質問を入力すると、回答に加え、関連する統計やおすすめ情報が提示される。