画像=Cloudflare

Cloudflareは7日(米国時間)、AIエージェント専用のクラウドブラウザ「Kitesurf」を発表した。TechCrunchによると、一般消費者向けブラウザの代替を狙うものではなく、AIエージェントがWebサイトを巡回し、フォーム入力などのブラウザ操作を実行する用途を想定して設計した。

Kitesurfを使えば、開発者は専用ブラウザを自作しなくても、Web探索やフォーム入力など、ブラウザ上の作業を担うAIアプリケーションを開発できるという。

設計思想は人向けブラウザとは異なる。テーマやタブ、拡張機能といったユーザー向け機能よりも、コンテキストウィンドウの管理、性能、トークンコスト、拡張性を重視した。Cloudflareは、プロンプトインジェクション攻撃などの脆弱性にさらされる可能性があるため、想定すべき脅威も従来のブラウザとは異なるとしている。

Kitesurfは、Cloudflareのサーバーレスプラットフォーム「Workers」上で動作する。Cloudflareは約12週間前に開発着手を決め、ベータ版は現在、「Browser Run」を通じて無償提供している。Browser Runは、Cloudflareのネットワーク上で動くヘッドレスブラウザインスタンスを、開発者がコードから制御できるサービスだ。

Cloudflareによると、スクリーンショット取得やHTML抽出といったAIエージェントで一般的な処理では、KitesurfはChromiumよりCPUとメモリの消費を抑えられる。より少ないコンピューティングリソースでAIエージェントを動かせるため、コスト削減につながるとしている。

同社によれば、Kitesurfはすでに21万5000件超のWebプラットフォームテストを通過しており、毎週数百件規模で合格件数を積み上げている。TodoMVC、Wikipedia、Hacker Newsのほか、Cloudflareのブログやダッシュボードの多くも正常にレンダリングできるとしている。

キーワード

#Cloudflare #Kitesurf #AI #AIエージェント #クラウドブラウザ #Workers #Browser Run
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.