英国金融行為監督機構(FCA)は、3月に実施した「ステーブルコイン・スプリント」の議論結果を公表した。参加者の間では、ステーブルコインの短期的な有力用途として、英国内の小売決済よりも越境決済を見込む見方が強かった。
Cointelegraphによると、議論には銀行、決済事業者、ステーブルコインの発行体などが参加した。参加者は、越境決済をステーブルコインの短期的な用途として最も明確な分野と位置付けた。
とりわけ、米ドルへのアクセスが限られる新興市場では利点が大きいとの見方が出た。一方で、既存の仕組みで送金の迅速性やコスト面の効率がすでに確保されている主要市場間では、効果は限定的だと評価された。
英国内の小売決済については、普及は緩やかにとどまるとの見方が示された。既存の決済手段がすでに速く低コストで、消費者がステーブルコインへ切り替える動機に乏しいためだ。
もっとも、加盟店には手数料の低下や決済処理の迅速化といった恩恵が及ぶ可能性があるとの意見もあった。
FCAは、今回の議論の内容を今後のステーブルコイン決済に関する政策検討に反映させる方針だ。
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