Valveは、携帯型ゲーム機「Steam Deck 2」の投入時期を現時点で決めていない。単なる性能向上ではなく、電力効率やバッテリー持続時間も含めて「世代的な飛躍」が実現できる段階で投入する方針を維持している。
The Vergeが15日(現地時間)に報じたところによると、Valveのデザイナー、ピエールルー・グリフェ氏は最近のIGNのインタビューで、後継機について「いつ、どのような形で提供できるかを検討している」と述べた。計画そのものを撤回したわけではなく、適切なハードウェアが整うまでは投入を急がない考えを示した。
焦点となるのは次世代SoCだ。Valveは現行のSteam Deckについて、価格、性能、バッテリー持続時間のバランスが強みだとみている。グリフェ氏も2023年、「性能向上のために電力効率やバッテリー持続時間を大きく損なうべきではない」としたうえで、「小幅なアップグレードではなく、明確な飛躍が必要だ」と強調していた。
Valveは今年、Steam Deck 2の開発を進める考えを示しているものの、発売時期は明らかにしていない。メモリや部品の供給不足が開発に影響したのではないかとの質問に対しても、グリフェ氏はこれを否定した。問題は供給難ではなく、求める水準の性能と効率を両立できるチップが登場するかどうかだという。報道では、IntelのPanther Lakeをベースにした携帯向けチップが、最近の製品ではこの「世代的飛躍」に比較的近い例として挙げられた。
Valveは今後、条件に合うチップの供給時期を見極めながら、製品設計や発売時期を判断するとみられる。2022年の初代Steam Deck発売から4年以上が経過したが、Valveは「Steam Deck 2」という名称ありきではなく、実質的な世代交代を優先している。このため、投入までにはなお時間を要する可能性がある。