Appleの「iOS 27」で、ベータ版では確認されていない5つの新機能が、正式リリース時またはその後のアップデートで追加される可能性がある。米ITメディア9to5Macが30日(現地時間)、そう報じた。
報道によると、候補として挙がっているのは、Siriの外部AI連携の拡大、ヘルスアプリの刷新、画像・テキスト生成における外部AI対応、カメラアプリのカスタマイズ機能、そして「iPhone Ultra」とされる端末向けの画面分割マルチタスクだ。
iOS 27は現在ベータテスト段階にあり、一般提供は今秋を予定している。これらの機能が初期版のiOS 27.0に含まれる可能性もある一方、iOS 27.1以降の後続アップデートに持ち越される可能性もある。
注目点の一つは、SiriのAI連携だ。iOS 27にはAIの切り替えを想定したインターフェースが用意されているものの、現時点で利用可能な選択肢はSiriとChatGPT程度にとどまっているという。
マーク・ガーマンは、AI切り替えの仕組み自体は存在するが、現段階でSiri以外の選択肢はChatGPTのみだと指摘している。Appleは外部AIを追加できる基盤を整えつつあるが、対応サービスの拡大はまだ本格化していないとみられる。
画像・テキスト生成についても、外部AIモデルの追加が取り沙汰されている。現行のiOS 27ベータ版では、AnthropicのClaudeやGoogleのGeminiといった選択肢は用意されていない。
こうした機能は、Siriの外部AI対応拡大のタイミングに合わせて導入される可能性がある。少なくとも現時点では、Siri向けにせよ生成機能向けにせよ、外部AIの選択肢は限定的だ。
ヘルスアプリの刷新も、今後の焦点の一つとなっている。ガーマンは、関連する更新はiOS 27の今後のアップデートで提供される見通しで、世界開発者会議(WWDC)での発表内容には含まれていなかったと伝えている。
ヘルス関連の変更がベータ版や初期発表に含まれていないことから、Appleが別のタイミングで投入する可能性がある。もっとも、具体的にどの機能が加わるのかは、今回の報道では明らかになっていない。
カメラアプリについても、追加の見直しが入る余地がある。iOS 27では新たなSiri関連機能が加わった一方、ユーザーがインターフェースを好みに応じて細かく調整できる機能は、現時点では確認されていない。
この点について9to5Macは、ガーマンが以前触れていた水準のカスタマイズ性はまだ反映されていないと指摘する。この機能は、「iPhone 18 Pro」の公開時期に合わせて導入される可能性があるという。
ハードウェアと連動する新機能としては、フォルダブル端末への対応も挙がっている。ガーマンは、iOS 27が次期フォルダブル端末向けの新機能を盛り込むとみており、端末名として「iPhone Ultra」が取り沙汰されている。
実際、iOS 27では複数のApple純正アプリが横向き表示に対応し始めている。9to5Macは、より大きな画面を備えたフォルダブル端末を見据えた準備とみられるとしている。
さらにAppleは、「iPhone Ultra」の投入時期に合わせて、アプリを並べて表示する画面分割マルチタスクを有効化する見通しだという。
iOS 27を巡っては、ベータ版で見えている機能だけでなく、まだ表に出ていない追加要素にも関心が集まっている。外部AI連携の拡大範囲や、ヘルスアプリ、カメラアプリの刷新時期、フォルダブル対応をどの製品で実装するのかが、今後の正式発表やアップデート計画の注目点となりそうだ。