画像=Rippleのステーブルコイン「Ripple USD(RLUSD)」、Ripple公式サイトより。

Rippleは、Ethereum上で自社ステーブルコイン「RLUSD」を1500万枚追加発行した。XRPL(XRP Ledger)との間で供給再配分が続くなか、韓国の主要暗号資産取引所での取り扱い開始や、機関向け決済分野での連携も進んでおり、RLUSDの流通基盤は広がりを見せている。

ブロックチェーンメディアのU.Todayが30日(現地時間)に報じたところによると、Rippleは直近数時間でEthereumネットワーク上にRLUSDを1500万枚新規発行した。チェーンごとの供給配分が見直されるなか、流通構造にも変化が出ているという。

今回の発行は、過去24時間にわたって続いた一連の供給調整の一環とみられる。同期間にはXRPL上でRLUSD1500万枚がバーンされており、前日の29日にはEthereumで1000万枚が追加発行されていた。Rippleのステーブルコイン動向を追跡するアカウント「RLUSD Treasury」も、Ethereum上での1500万枚の新規発行を伝えた。

チェーン別の流通量にも変化が出ている。EthereumベースのRLUSD流通量は現在、7億1200万ドルを超えた。直近7日間ではEthereum上で3650万枚が発行され、2530万枚がバーンされるなど、純供給は増加した。

一方、XRPLでは同期間に6540万枚が発行されたものの、6870万枚がバーンされ、純供給は減少した。現在のXRPLベースのRLUSD流通量は、約8億7300万ドル規模となっている。

市場では、供給拡大に加えて流通チャネルの広がりにも関心が集まっている。韓国の主要暗号資産取引所が相次いでRLUSDの取り扱いを開始し、アクセス性が高まっているためだ。

Upbitは28日、RLUSDの上場を発表した。入出金はXRPLベースに対応し、韓国ウォン、ビットコイン、テザーの各市場で取引ペアを開設した。Bithumbも29日、RLUSDの韓国ウォン建て取引を開始した。入出金はXRPLネットワークのみに対応する。

両取引所とも入出金ネットワークにXRPLを採用しており、チェーンごとの供給調整が実際の取引需要とどう結び付くかも注目点となっている。

機関向け決済分野での展開も進む。Rippleは最近、年換算の取引規模が2兆ドルを超える決済インフラ企業Notabeneとの協業を発表した。両社は、RLUSDをNotabeneの決済プラットフォーム「Flow」に統合し、企業向けステーブルコイン決済の拡大を目指す。

Rippleは今回の協業を通じて、規制対応のステーブルコイン決済導入を加速し、RLUSDを機関中心のデジタル資産決済ネットワークへ広げる基盤整備を進める考えだ。両社はあわせて、信頼ベースの決済承認機能をRipple Paymentsに組み込む案も検討している。

RLUSDは、チェーンごとの発行・バーン調整に加え、韓国取引所での上場や機関向け決済ネットワークでの採用拡大が並行して進んでいる。市場では、こうした供給・流通戦略がRLUSDの採用拡大とエコシステム成長につながるか注視している。

キーワード

#Ripple #RLUSD #ステーブルコイン #Ethereum #XRPL #Upbit #Bithumb #Notabene #Flow #Ripple Payments
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.