画像=Notion「グローバルAI転換研究2026」

韓国企業のAI活用は、成熟度の面で米国や日本を上回る水準にあることが分かった。一方で、AI出力への信頼や運用管理の面では課題も残っている。Notionが30日に公表した調査で明らかになった。

グローバル協業プラットフォームを手がけるNotionは、16市場の企業リーダーと実務者計6118人を対象に実施した調査「グローバルAI転換研究2026」の結果を公表した。

調査によると、韓国では、反復業務の自律実行や複雑な業務処理が可能なAI活用の高度化段階(レベル3~4)にある組織の比率が15.7%だった。世界平均の12.4%を上回り、シンガポールに次ぐ水準で、米国と日本の各11%も上回った。

韓国の企業リーダーの76.1%は「AI導入が遅れれば競争で不利になる可能性がある」と回答し、世界平均の61.9%を上回る強い危機感を示した。その一方で、自社のAI活用能力に自信があるとした割合は、リーダーで34.8%、実務者で15.3%にとどまった。

実務面では、韓国の実務者の46.7%が、AIの活用によって1日当たり1時間以上の業務時間を削減できていると答えた。

ただ、課題も目立つ。AI出力を信頼しにくいと答えた割合は52.7%で、世界平均を上回った。組織の承認を受けていないAIツールの利用を指す「シャドーAI」への懸念も66.6%に達し、世界平均の40.4%を大きく上回った。

Notionは、韓国企業の次の課題として、AIを既存の業務環境と連携させるための統合基盤の整備と、明確なガバナンスの構築が必要だと分析した。

Notionの韓国法人代表、パク・デソン氏は「韓国企業の次の課題は、AIを組織の文書やデータ、業務フローにつなげることだ」としたうえで、「統合とガバナンスを基盤に、AI導入の優位性を持続可能な競争力へとつなげる必要がある」と述べた。

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