NC AIは7月30日、AIロボティクス企業のCmesRoboticsと、フィジカルAIの共同研究開発および技術共有に向けたMOUを29日に締結し、発表した。
両社は今回の協業を通じて、フィジカルAIの共同研究開発を進めるほか、中核技術と研究成果を共有し、次世代ロボティクスソリューションの発掘と高度化に取り組む。
NC AIは、現実世界の物理法則や環境変化を理解し、将来の状態を予測するワールドモデルと、ロボット基盤モデル(RFM)を軸に技術開発を進める。ロボットが周辺環境を認識し、自律的に判断できるよう、AI技術の高度化を図る。
一方、CmesRoboticsは、製造・物流現場で蓄積してきたデータに加え、ビジョン基盤モデル(VFM)、RFM、精密ロボット制御技術などを活用し、AIモデルの現場実証と性能向上を担う。
両社は、産業現場で収集したデータをAI学習とシミュレーション環境の構築に活用し、学習済みモデルを実際のロボットシステムに適用する循環型の開発体制を構築する方針だ。フィジカルAI分野で課題となっている学習データの確保や、Sim-to-Realの課題の低減につなげ、産業現場に適用可能な知能型ロボティクス技術の開発を進める。
対象領域はまず製造・物流分野を起点とし、今後はフィジカルAIの適用範囲を幅広い産業へ拡大していく。あわせて、AIロボティクスソリューションの共同発掘も進める。
イ・ヨンスNC AI代表は「両社の中核技術を基盤に、フィジカルAIの産業適用を拡大し、製造・物流分野における知能型自動化を加速させる」とコメントした。
イ・ソンホCmesRobotics代表は「現場データと技術を共有する協力モデルを構築し、実際の産業現場で活用できる知能型自動化ソリューションを開発する」と述べた。