写真=韓国科学技術情報通信部提供

韓国とフランスは、AI、半導体、量子技術を軸とする科学技術・デジタル分野の協力を強化する。韓国科学技術情報通信部は9日、李在明大統領のフランス国賓訪問に合わせ、8日(現地時間)にパリで両国が関連分野の協力強化に向けた覚書(MOU)を締結したと発表した。

今回のMOUは、4月3日にエマニュエル・マクロン仏大統領の訪韓時に交わした、AI・半導体・量子技術分野の協力拡大に関する協力意向書(LoI)を具体化するものだ。

両国はAIと量子分野で定例協議を開き、研究者間の共同研究や有望プロジェクトの発掘を進める。相互の市場進出を後押しする投資誘致でも連携する。

ペ・ギョンフン副首相兼科学技術情報通信部長官は9日、フランス高等教育・研究・宇宙省の長官と会談し、AIと科学技術分野における協力拡大策を協議した。両氏は、大学と研究機関の連携強化でも一致した。

今回の訪仏に合わせ、両国の主要大学、研究機関、企業の間では個別の協定締結も進んだ。韓国生命工学研究院(KRIBB)は、仏トゥールーズ国立応用科学学院(INSA Toulouse)と、生命科学・生命工学分野の研究協力体制を構築する。

また、パリ・サクレー植物科学研究所(IPS2)とは、AIを活用した気候変動対応の次世代作物技術の共同開発で合意した。

量子分野では、韓国生命工学研究院が、光子技術を基盤とするフランスの量子コンピューティング企業Quandelaと、量子コンピューティングを活用した次世代新薬開発の共同研究を進める。

大学・研究機関間の人的・学術交流も拡大する。科学技術特性化大学連合「K-STAR」とパリ・サクレー大学は大学間協力協定を締結した。

両者は、大学院生の研究室インターン派遣、若手研究者支援、共同ネットワーキングを推進する。高等科学院もパリ・サクレー大学と、数学・物理など基礎科学に加え、量子・AI分野の共同研究を進め、学生研究員プログラムを運営する。

ペ副首相は「李在明大統領のフランス国賓訪問を機に、両国は『科学技術・デジタル同盟』としての位置付けを一段と鮮明にした」と述べた。その上で、「優れた大学や研究機関、革新企業が現場で実感できる実質的な成果につながるよう、最善を尽くす」と強調した。

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