KTは9月10日、ソウル峨山病院と、AI病院の構築および臨床現場向けAI医療サービスの共同開発に向けた業務協約(MOU)を締結した。医療AIの臨床適用を進めるとともに、次世代病院情報システムを含む医療AXモデルの開発・導入を加速する。
協約の締結式は、ソウル市鍾路区のKT光化門ビルWestで開かれた。
両者は、ソウル峨山病院を医療AI技術の適用・検証拠点と位置付ける。今後、次世代病院情報システムを含む医療現場のAXモデルを発掘し、実際の現場への適用を進める方針だ。
AI病院では、AIが医療画像の読影を支援するほか、複数のシステムに分散した患者の健康記録を自動で収集・分析する。医療スタッフは、これらの情報を診断支援や臨床判断に活用できるとしている。
また、臨床的な有効性が確認されたAIサービスは、医療現場で順次展開する。患者体験の向上や医療スタッフの業務効率化につながるサービスも共同で開発する。
KTは、AI・クラウド・データ基盤を活用し、AXプラットフォームおよび関連インフラの面からサービスモデルの具体化と技術検証を支援する。あわせて、臨床適用を前提としたAI医療サービスの開発にも参画する。
ソウル峨山病院は、臨床、診療、研究の各現場でニーズを洗い出し、AIサービスの開発と実証の過程で臨床面の助言と有効性評価を担う。
両者は今月末から実務協議体を立ち上げ、詳細課題の検討を進める。医療AI技術の臨床適用と普及策についても議論する予定だ。
ソウル峨山病院のパク・スンイル院長は「KTとの協力を通じて、臨床現場で検証可能なAI医療サービスを発掘し、実際の医療現場に適用していく」とコメントした。
KTエンタープライズ部門長(副社長)のキム・ボンギュン氏は「ソウル峨山病院とAI病院構築に向けた中核技術と能力を結集し、医療現場で活用できるAI医療サービスを共同開発していく」と述べた。