Waymoのロボタクシーサービス。写真=Waymo

Waymoは、2カ月余り停止していたロボタクシーの高速道路ルートを再開する。Phoenixを皮切りに、Los AngelesとSan Francisco Bay Areaでも数日以内に順次再開する方針だ。TechCrunchが29日(現地時間)に報じた。

同社はSNS「X」(旧Twitter)への投稿で、高速道路ルートを段階的に復旧すると明らかにした。まずPhoenixで再開し、その後、Los AngelesとSan Francisco Bay Areaへ広げる。

Waymoによると、工事区間を抱える地域を含め、全サービスエリアで高速道路ルートを再開する。高速道路の工事区間周辺での対応能力を高めるソフト更新を適用し、周辺状況の認識精度やルート設定機能も強化したという。

今回の再開は、Waymoを含むロボタクシー事業者の安全性に対する監視が強まる中で実施される。今週には、ケビン・マリン米下院議員が、自動運転車の運行事業者に全国共通の最低安全基準の策定を連邦規制当局に求める法案を提出した。これに先立ち、自動運転車が救急車や消防車の通行を妨げたり、犯罪現場に進入したり、交通コーンや発炎筒などの安全標識を認識できなかったりした事例が相次いでいた。

Waymoは2025年11月、San Francisco、Phoenix、Los Angelesで高速道路を含むロボタクシーサービスを開始し、その後Miamiにも高速道路ルートを追加した。ただ、5月には工事区間への対応能力を改善するためとして、これらルートの運行を停止していた。

その後、Waymoは6月に米運輸省道路交通安全局(NHTSA)へ提出した報告書で、工事によって閉鎖された高速道路区間にロボタクシーが進入した事例を少なくとも13件確認したと明らかにした。同社は約4000台のロボタクシーを自主リコールしたが、関連する負傷者や衝突はなかったとしている。事案の精査を進める中で、高速道路走行を一時的に制限していた。

今回のリコールは、Waymoにとって6回目に当たる。これまでにも、ロボタクシーが冠水した道路に進入した事例や、スクールバス周辺で違法走行した事例を受け、ソフト更新を実施している。

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