Mercedes-Benzの新型GLA EVとみられる画像が、正式発表を前にオンライン上に流出した。EVモデルの車名は従来の「EQA」から「GLA Electric」へ改められる見通しで、新世代プラットフォーム「MMA」の採用も有力視されている。
EVメディアのElectrekによると、Mercedes-Benzは29日に新型GLAを公開する予定だ。GLAは同社SUVラインアップの中で最小クラスに位置付けられるエントリーモデルで、GLCやGLBに続いて刷新が進むとみられる。
今回の焦点の1つがEVモデルの名称変更だ。内燃機関モデルは引き続き「GLA」を名乗る一方、EVモデルは従来の「EQA」に代えて「GLA Electric」とする可能性が高い。
流出画像はスペインの自動車メディアCochespiasが公開した。公開されたのは1枚のみだが、フロントマスクの変更点は確認できる。
画像では、フロントに刷新されたグリルを採用し、ヘッドランプ内部にはMercedes-Benzのスリーポインテッドスターをモチーフにした意匠も見て取れる。Electrekは公式画像ではないとしつつも、外観から新型車のものとみられると伝えている。
車両アーキテクチャも大きく改められる見込みだ。新型GLA EVには、新型CLA EVと同じMMAプラットフォームが採用される可能性がある。
Mercedes-BenzはこのMMAに800Vシステムと85kWhのNMCバッテリーパックを組み合わせている。これにより超急速充電に対応し、航続距離はWLTP基準で最大400マイル(約644km)に達する可能性がある。
インテリアはまだ公開されていないが、構成は新型CLAに近いものになるとみられる。センターには14インチのインフォテインメントディスプレイ、運転席前には10.24インチのメーターパネルを備え、助手席用の14インチディスプレイはオプション設定となる見通しだ。
インフォテインメントには、Mercedes-Benz独自OSの「MB.OS」を採用する可能性が高い。同社はこれについて、MicrosoftとGoogleのAIを統合した初のインフォテインメントシステムと説明してきた。
パワートレインもCLAに近い構成になる見込みだ。新型GLA EVは「250+」と「350 4MATIC」の2グレードで展開される可能性がある。
参考となるCLA 250+は後輪駆動ベースで、最高出力268hp、最大トルク247lb-ftを発生する。四輪駆動の350 4MATICは349hp、380lb-ftとされる。
こうした動きは、Mercedes-BenzのEVラインアップ再編とも軌を一にする。EVに別名称を与える従来の方式から、内燃機関車とEVを同一ネーミングへ統一する方向に舵を切っているとみられる。
GLA EVが「EQA」の名称を外すのも、その流れの一環といえそうだ。Mercedes-Benzは29日の公開イベントで、詳細な仕様を明らかにする見通しだ。
バッテリー効率や実航続距離、充電性能、価格戦略が判明すれば、エントリーEV SUV市場での位置付けも一段と明確になりそうだ。