ビットコインは28日、米株市場の取引開始に合わせて6万3000ドルを割り込み、10日ぶりの安値を付けた。アジア市場で広がった半導体株安が米テック株に波及し、暗号資産市場にも売りが広がった。Cointelegraphが報じた。
ビットコインが6万3000ドルを下回るのは7月17日以来。同じ時間帯にナスダック総合指数は1%超下落した。Micron Technologyは寄り付き直後に10%超下げ、その後も戻りを打ち消して、5月22日以来の安値水準まで下落した。
アジア市場でも半導体関連株の下げが目立った。韓国のKOSPIは10.8%下落し、SK hynixは14.8%安となった。日本のメモリメーカーKioxia Holdingsも同日に18.3%下げた。
背景には、大手クラウド企業によるAIインフラ投資の拡大が今後も続くのかを巡る懸念がある。Alphabet、Microsoft、Amazon、Metaの2026年の設備投資見通しの合計は7250億〜7300億ドルに達し、ウォール街では2027年に9000億ドルまで膨らむ可能性があるとの見方も出ている。
一方、Alphabetは第2四半期にクラウド部門が82%成長したものの、同期間に59億ドルの資金流出を初めて記録した。
暗号資産デリバティブ市場でも売り圧力は強まった。CoinGlassによると、直近24時間の暗号資産市場におけるロングポジションの清算額は5億1000万ドルを超えた。
著者について