スペインのMultiverse Computingは27日(現地時間)、シリーズCで5億7000万ドル(約5億ユーロ)を調達したと発表した。量子物理学で用いられるテンソルネットワークを活用し、大規模言語モデル(LLM)を圧縮する同社技術の展開を加速する。
同社によると、企業価値は2025年のシリーズBラウンド時の5倍となった。
今回のラウンドは、Forgepoint Capital International、BNPP SIVF、Bullhound Capitalが主導した。
中核技術は、AIモデル圧縮技術「CompactifAI」だ。テンソルネットワークを用いてLLMを80〜95%圧縮しながら、精度低下を抑えられるとしている。
この技術により、スマートフォンや工場設備など、クラウド接続が難しい環境でも高性能AIを動かせると説明した。
共同創業者兼最高経営責任者(CEO)のエンリケ・リサソ氏は「高性能なAIモデルには高価なインフラが必要だという従来の前提は、もはや成り立たない」とコメントした。
著者について