韓国株の調整が続くなか、韓国投資家による米国株の純買いが急増している。7月1〜27日の純買い額は35億8999万ドルとなり、SOXLをはじめとする半導体関連銘柄やレバレッジ型ETFに資金が集中した。
韓国証券預託院の証券情報ポータル「SEIBro」によると、同期間の米国株純買い額は35億8999万ドルだった。23日時点では25億3026万ドルだったが、その後の2取引日で10億5973万ドル増えた。
7月の純買い規模は、前月の月間純買い額6億3296万ドルの約5.5倍に膨らんだ。
銘柄別では、フィラデルフィア半導体指数の日次騰落率に3倍で連動する「Direxion Daily Semiconductor Bull 3X ETF(SOXL)」が17億5919万ドルで最多だった。
SK hynixの米国預託証券(ADR)の純買い額は8億1238万ドル。23日時点の6億1367万ドルから約1億9871万ドル増加した。
このほか、Alphabetは2億9567万ドル、ナスダック100指数の日次騰落率に2倍で連動する「ProShares Ultra QQQ」は2億2739万ドルの純買いとなった。
一方、韓国株の騰落率に3倍で連動する「Direxion Daily MSCI South Korea Bull 3X ETF(KORU)」の純買い額は、2億1337万ドルから1億9204万ドルに減少した。
KORUの純買い額は16日に2億3756万ドルまで拡大したが、その後は韓国株安が続くなかで投資家が持ち高を縮小したとみられる。
足元ではKOSPIとKOSDAQで急騰と急落が繰り返され、サイドカーやサーキットブレーカーの発動も相次いだ。韓国市場の変動性の高まりを受け、いったん韓国株に戻っていた一部資金が、米半導体株やテクノロジー株、レバレッジ型ETFへ再び向かったとみられる。