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米連邦準備制度理事会(Fed)が28〜29日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、予測市場で金利据え置き観測が後退している。PolymarketやMyriadでは25ベーシスポイント(bp)の利上げ確率が上昇し、連邦基金金利先物も同様の動きを示した。

ブロックチェーンメディアDecryptoが27日(現地時間)に報じたところによると、直近24時間で予測市場の見方が変化した。Polymarketでは据え置き確率が8.9ポイント低下し、73.25%となった。一方、25bp利上げの確率は9.7ポイント上昇し、26.65%まで高まった。

Polymarketの取引規模は1億83万ドル。このうち直近24時間の取引額は578万ドルだった。

Dastanが運営するMyriadでも同様の傾向が見られた。据え置きは74%、利上げは27%となり、直近24時間で据え置きは9%低下、利上げは8%上昇した。

金利市場でも利上げ観測の高まりが意識されている。連邦基金金利先物は27日午後時点で、7月会合での利上げ確率を37.6%として織り込んだ。一部では同時点の利上げ確率を38.8%とする見方もあり、市場全体で一定の利上げ観測が広がっていることを示した。

市場が注目しているのは25bpの利上げシナリオだ。1bpは0.01%ポイント。Fedが25bp引き上げれば、現在3.50〜3.75%の政策金利目標レンジは3.75〜4.00%に上昇する。

金利が上昇すれば借入コストが高まり、消費や投資を下押しする可能性がある。ビットコインやハイテク株などのリスク資産にとっては逆風となり得る。

背景には、足元の物価動向とFedの従来のシグナルとのずれがある。Fedは6月会合で政策金利を据え置いた一方、インフレ率は依然高いとして警戒姿勢を示していた。

6月時点でFedメンバーが示した年末の政策金利見通しの中央値は3.8%だった。ただ、6月の物価上昇率は5月の4.2%から3.5%に低下しており、利上げを急がない材料にもなっている。

このため市場では据え置きがなお優勢とみられているものの、Fedが従来想定より踏み込んだ判断を下す可能性も織り込み始めている。Polymarket、Myriadのいずれも据え置きがなお高い確率を維持しているが、わずか1日で確率が大きく修正された点が注目される。

連邦基金金利先物はFedの次の動きを映す代表的な指標とされる。予測市場だけの一時的な変動とみるのは難しい状況だ。

Fedは29日に金利判断を公表する予定。焦点は据え置きの有無にとどまらず、6月に示したインフレ警戒姿勢を維持するのか、それとも直近の物価鈍化を踏まえて様子見姿勢を続けるのかに移っている。

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