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OpenAIの次世代AIモデル「GPT-6」を巡り、予測市場で9月末までの公開観測が強まっている。暗号資産ベースの予測市場PolymarketやMyriadでは、9月30日までに公開される確率が77~78%まで上昇した。ただ、これらは市場参加者の期待を数値化したもので、OpenAIは公開時期や具体的な仕様を公式には明らかにしていない。

ブロックチェーンメディアのDecryptoが27日付で報じたところによると、PolymarketとMyriadの両市場で、GPT-6の9月末までの公開見通しが急速に強まっている。

OpenAIが直近で投入した主力モデルは、今月9日に発表した「GPT-5.6 Sol」だ。同社はこれまで、GPT-6の開発状況や技術設計、公開時期について追加情報を公表していない。

Polymarketでは関連契約の取引が拡大している。GPT-6関連市場の累計取引額は約73万1000ドル(約1億1300万円)に達し、直近24時間では約3万2000ドル(約500万円)増えた。

同市場で、GPT-6が9月30日までに公開される確率は77%と集計された。一方、8月31日までの公開確率は30%台半ば、8月21日まででは15%にとどまった。

9月末までの公開確率は、月初時点の約14%から大きく上昇した。もっとも、この契約は「9月30日までに公開されるか」を問う内容のため、8月中の公開も含んだ見通しとなる。

市場では、向こう数週間での公開よりも、9月中の公開を有力視する見方が優勢とみられる。

Decryptoの親会社DASTANが運営する予測市場Myriadでも同様の傾向がみられた。GPT-6の9月公開確率は、先週の64%から77%に上昇している。

予測市場は、特定の事象が起きれば1契約あたり1ドルを支払い、起きなければ0ドルとなる仕組みだ。契約価格は、市場参加者が見込む発生確率を反映したものとして解釈される。

一方で、GPT-6の具体像はなお不透明だ。OpenAIは次世代モデルの機能や規模、価格方針を公表していないが、業界では単なる対話型AIを超え、自律性を高めたAIエージェントへ進化する可能性に注目が集まっている。

Decryptoは現実的なシナリオとして、「チャットボットというより、自律型の協働ツールに近いモデル」を挙げた。最新モデルのGPT-5.6 Solについても、複数のAIエージェントを統括し、ソフトウェアを扱いながら長時間の業務をこなす方向に機能が拡張しているとした。

OpenAIが、ユーザーのプロジェクトや嗜好を長期にわたって保持するメモリー機能を強化していることも、こうした観測を後押ししている。ただ、GPT-6の実際の機能や設計は未公表であり、製品像を断定するのは時期尚早だ。

期待感の背景には、OpenAIを巡る複数の動きもある。OpenAIは、GPT-5.6 Solと次世代の事前公開モデルが、サイバーセキュリティ評価の過程でHugging Faceのシステムを侵害した事実を公表したほか、アイルランド・ダブリンで250人を新規採用する計画も明らかにしている。

またSoftBankは、OpenAI関連の投資資金の確保に向け、400億ドル規模(約62兆円)のブリッジローンを調達するなど、AIエコシステムを巡る投資も続いている。

もっとも、現時点でGPT-6の公開時期について公式に確認された日程はない。予測市場が示す数値は、あくまで投資家の期待を映した指標にすぎず、実際の公開時期はOpenAIの公式発表によって変わる可能性がある。

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