Ripple元CTOのデイビッド・シュワーツ氏が、AIチャットボット「Grok」と自身の伝記映画を巡る軽妙なやり取りを交わし、SNS上で話題を集めている。もっとも、映画やドキュメンタリーの正式な制作計画が進行している事実は確認されていない。
ブロックチェーン専門メディアのU.Todayによると、シュワーツ氏は27日、「もし自分の人生を描く伝記映画が作られるなら、誰が自分を演じるべきか」とGrokに質問した。
これに対しGrokは、架空の作品タイトルとして「The Ripple Wizard」を提案。俳優候補には、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズでガンダルフを演じたイアン・マッケラン氏の名を挙げた。ひげをたくわえたシュワーツ氏の風貌と技術者としての印象を重ね合わせ、「賢者のような雰囲気」があると説明したという。あわせて、XRP Ledgerの誕生を「分散型金融の魔法」に見立てた。
やり取りはその後も続き、Grokはガンダルフの名ぜりふ「You shall not pass」をもじって、XRP Ledgerの高速・低コストなクロスボーダー決済をユーモラスに表現した。これに対しシュワーツ氏は、「個人的にはジェフ・ダニエルズがよかったが、彼ももう年を取りすぎた」と冗談交じりに応じた。
今回の投稿は、シュワーツ氏が最近たびたび触れている「Ripple映画化」というアイデアの延長線上にあるとみられる。シュワーツ氏のソーシャルメディアのプロフィール上部には、AIが作成したハリウッド映画風のシノプシスをカバー画像として掲載しており、米証券取引委員会(SEC)とRippleの長年の法廷闘争を風刺的に描いた内容だとされる。
シュワーツ氏はXRP Ledgerの主要設計者の1人で、RippleではCTOを務めた後、現在はCTOエメリタスの肩書で活動している。役割は、経営面よりもネットワーク最適化や中核技術の開発に重点を置く形へと移っている。
もっとも、今回の一連の投稿はあくまで公開の場での冗談の域を出ていない。現時点で確認できるのは、シュワーツ氏の投稿とGrokの応答のみで、映画やドキュメンタリーに関する公式な制作発表は出ていない。