ジェンスン・フアンNVIDIA CEO(左)と、OpenAI共同創業者のイリヤ・スツケバー氏。写真=NVIDIA

人工知能研究所SSIは27日、NVIDIAと長期的な協力契約を結び、次世代GPUプラットフォーム「Vera Rubin」へのアクセスを確保した。契約には非公開の投資も含まれる。米TechCrunchが報じた。

NVIDIAによるSSIへの投資額は明らかにされていないが、報道では数十億ドル規模に上るとされる。円換算では数千億円規模となる。

今回の提携により、SSIは研究用の計算資源を大幅に拡充できる見通しだ。NVIDIAは、SSIがすでに重要な研究上の節目を達成していると評価。非公開で進めてきた研究内容にも異例の形で触れたうえで、次の成長段階を早めるために計算資源面で協力すると説明した。

イリヤ・スツケバー氏は、自らの研究は大規模化に値する内容であり、NVIDIAの大規模な計算基盤へのアクセスによって実行可能になったとの考えを示した。

SSIは設立以来2年間、研究内容を非公開のまま開発を続けてきた。商用製品の投入や短期的な収益化よりも、安全性と整合性を備えた超知能の開発を優先しているという。

スツケバー氏は、アレックス・クリジェフスキー氏、ジェフリー・ヒントン氏とともに「AlexNet」を共同開発したことで知られる。その後はOpenAIで、後に解散した「Superalignment」チームを率いた。

その後、OpenAIでサム・アルトマン氏の解任を巡る動きが頓挫してから数カ月後に、同社を離れた。

PitchBookによると、SSIはこれまでに70億ドルを調達し、ポストマネー評価額は320億ドルとされた。投資家にはNVIDIAのほか、Andreessen Horowitz、Alphabet、Lightspeed Venture Partners、GV、Sequoia Capitalが名を連ねる。

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