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Microsoftは27日、サイバーセキュリティに特化したAIモデル「MAI-Cyber-1-Flash」と、エージェント基盤「Perception」を発表した。脆弱性の発見から修正までを支援するもので、11月3日にプレビュー提供を開始する予定だ。

米TechCrunchによると、同社は米サンフランシスコで開いたイベントで両製品を披露した。

「MAI-Cyber-1-Flash」は、複雑なコードベースに潜む見つけにくい脆弱性の発見に特化したモデル。ソフトウェア脆弱性の特定と修正に取り組むMicrosoftのプロジェクト「MDASH」に組み込まれる。

Microsoftは、既存のサイバーセキュリティ向けAIベンチマークで、競合モデルに比べて性能とコスト効率の両面で優位性があるとしている。

Microsoft AIのCEO、ムスタファ・スレイマン氏は、「MAI-Cyber-1-Flash」をMDASH内でGPT 5.4と組み合わせて運用した結果、「Cyber Gym」ベンチマークでGemini、GPT 5.5 Cyber、GPT 5.6 Sol、Mythos 5を上回ったと明らかにした。

「Perception」は、複数のAIエージェントで構成されるセキュリティ基盤だ。バグの特定や修正を含む各種のセキュリティワークフローを処理し、MDASHとも連携する。

Perceptionは、レッドチーム、ブルーチーム、グリーンチームの各エージェントで構成する。レッドチームは潜在的な攻撃をシミュレーションし、ブルーチームは既存のバグを検知・分類する。グリーンチームは検出したバグの修正対応を担う。

Microsoftのセキュリティ担当副社長、ハエテ・ガロ氏は、ハッカーによるAI活用が広がる中、防御側も攻撃側と同じ規模と速度でAIを活用できるようにするための手段だと説明した。

Perceptionを率いるデイブ・ウェストン氏は、これまで複数の専門人材が数時間かけていた手作業を数分に短縮できると強調した。課題の発見と優先順位付けに加え、検知、セキュリティ状態の是正、コード修正まで対応できるという。

新たなセキュリティツールは11月3日にプレビュー版として提供する予定だ。Anthropicは今年初め、「Glasswing」プログラムを通じて一部パートナー向けにセキュリティ基盤「Mythos」を公開している。OpenAIも5月、「Day Break」プログラムの下でセキュリティ特化AIモデルの提供を始めた。

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