HSヒョソンインフォメーションシステムは7月27日、Hitachi Vantaraの米オクラホマ州ノーマンにあるストレージ製造工場が、世界経済フォーラム(WEF)の「灯台工場(Lighthouse Factory)」に選出されたと発表した。
「灯台工場」は、AIやロボティクスなどの先進技術を活用し、生産性やサプライチェーンの強靭性、持続可能性の面で優れた成果を上げた製造拠点をWEFが認定するものだ。
同社によると、ノーマン工場は受注から生産、出荷までを一体運営するデジタル製造・サプライチェーン拠点。現場で先進技術を先行導入し、その効果を検証する「Customer Zero」戦略を通じて、製造革新の仕組みを構築してきたという。
こうした取り組みで蓄積したAI技術や運用ノウハウは、次世代AIソリューションスイート「HMAX(Hitachi Management Automation eXperience)」や各種データインフラソリューションにも反映されており、顧客のAI活用を支援しているという。
製造とサプライチェーンの各工程にエージェンティックAIを導入した結果、受注から出荷までのリードタイムを77%短縮。在庫も50%削減し、運用効率の向上につなげた。
ヤン・ジョンギュ代表は「AI時代には、データインフラそのものの性能だけでなく、データを安定的に保存・管理・保護し、必要なタイミングで活用できる形で提供する力が中核的な競争力になる」とコメントした。
今回の選出については、ノーマン工場のAIベースの製造革新とサプライチェーン運用能力に加え、「VSP One」をはじめとするデータインフラの信頼性が世界的に評価された結果だと説明した。
今後は「VSP One」とHSヒョソンAIプラットフォームを軸に、AIインフラ、データ管理、クラウドソリューションを一体的に組み合わせ、企業のAIデータ基盤の構築から運用、拡張までを総合的に支援していく方針を示した。