写真=9to5Mac。iPhone Ultraは、Appleが折りたたみ端末で何を重視するかを示すモデルになる可能性がある。

Appleが今秋、初の折りたたみiPhoneを投入するとの観測が浮上している。製品名は仮称で「iPhone Ultra」とされ、従来のiPhoneとは異なる設計や機能を備えた最上位モデルになるとの見方が出ている。

米ITメディアの9to5Macは7月24日(現地時間)、Apple初の折りたたみiPhoneについて、既存の折りたたみ端末との差別化につながる6つのポイントを挙げた。

最大の焦点はデザインだ。iPhone Ultraは、左右に開くブック型の折りたたみ構造を採用する可能性が高いとみられている。

外側ディスプレイは、従来のiPhoneよりも短く横幅のある比率になる見通しだ。内側ディスプレイはiPad miniに近いサイズと形状が取り沙汰されており、折りたたみ端末の課題とされる画面の折り目も最小限に抑えられる可能性がある。

画面サイズは、外側が5.3〜5.5インチ、内側が7.6〜7.8インチになるとの見方が有力だ。閉じた状態ではスマートフォンとして使い、開くと小型タブレット級の表示領域を確保することで、iPhoneとiPadの境界を1台でまたぐ構成になるとの分析もある。

カメラ構成にも変更が見込まれる。背面には4800万画素の広角カメラと4800万画素の超広角カメラを搭載し、望遠カメラは省かれる可能性が高いという。

一方、フロントカメラは折りたたみ構造を踏まえ、外側と内側の両ディスプレイに1基ずつ配置する案が有力視されている。

ソフトウェア面では、折りたたみ形状に合わせた専用機能の追加が注目点となる。iPhone Ultraには、iOS 27をベースにした最適化機能が一部盛り込まれる可能性が高い。

代表例としては、2つのアプリを同時に動かすマルチタスク機能や、iPadのような広い画面に合わせたアプリレイアウトへの対応が挙がっている。iOS 27では一部アプリで横向き表示への対応を示す兆候も確認されたという。

ハードウェアも最新仕様になる見通しだ。iPhone UltraはiPhone 18 Proと同様に、新しいA20 ProチップとApple自社設計のC2セルラーモデムを搭載する可能性がある。

A20 Proには2ナノプロセスとウエハーレベルのマルチチップパッケージング技術が採用され、性能と電力効率の向上が見込まれている。メモリは12GB RAMとLPDDR5ベースの構成が取り沙汰されている。

生体認証は、従来のiPhoneより簡素化される可能性がある。業界では、iPhone UltraがFace IDではなく、電源ボタン一体型のTouch IDを採用するとの見方が出ている。

薄型の折りたたみ構造では、両側の画面にFace IDモジュールを組み込みにくいためとされる。実現すれば、iPad AirやiPad miniで採用されている方式に近い構成となる。

価格は未確定だが、256GBモデルで1999ドルからになるとの観測が優勢だ。実現すれば、歴代iPhoneで最も高額なモデルとなる。

業界では、Appleがスマートフォンとタブレットの性格を併せ持つ新たなプレミアム端末として訴求し、高価格を正当化する可能性があるとの見方もある。

もっとも、製品名や最終仕様は現時点で公式に確認されていない。今秋の発表イベントでは、正式名称に加え、折りたたみディスプレイの完成度、マルチタスク機能、Touch ID採用の有無が主な注目点になりそうだ。

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