キム・ナヨン新代表取締役 写真=GOPAX

暗号資産取引所GOPAXは7月27日、新代表取締役にキム・ナヨン氏を選任した。GoFiの顧客資金返還と経営正常化を最優先課題に据え、仮想資産事業者(VASP)の更新対応も進める。

運営会社のStreamiが同日発表した。

キム氏はハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得し、CFA資格を持つ。金融とITの両分野で経験を積んできた。

AWS Korea在籍時には、韓国の主要金融機関に対し、ブロックチェーンやAIを活用したデジタル転換を支援した。Bloombergの韓国代表を務めたほか、直近では韓国投資公社(KIC)運営委員会の委員も務めている。

GOPAXは、キム氏が金融規制とITの両領域で培った経験を生かし、内部統制とリスク管理体制の整備を進めるとしている。あわせて、金融当局との対話も強化する方針だ。

最大の課題は、GoFiの顧客資金返還だ。GoFiはGOPAXが運営していた暗号資産の預け入れサービスで、Genesis Global Capitalの出金停止の影響により、一部顧客への資金返還が滞っている。

GOPAXの筆頭株主であるBinanceも、新たな経営陣による正常化作業を支援する方針としている。

キム氏は「GoFi資金の返還と経営正常化が最優先課題だ」とコメント。「まずはGoFi顧客の未返還問題の解決に全力を尽くす」と述べた。

その上で、「VASPの更新をはじめ、解決すべき課題は多い」としたうえで、「徹底した内部統制と透明性の高い経営を基に金融当局と対話し、GOPAXの正常化を進める」と語った。

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