Oracleは、支社や遠隔拠点、小規模事業部門向けのオンプレミス型データベースアプライアンス「Base Database Cloud@Customer」を発表した。8U筐体に第5世代AMD EPYC搭載サーバー2台を収め、最大47.2TBのフラッシュストレージに対応するほか、高可用性や災害復旧機能も備える。
米SiliconANGLEによると、同製品は大規模データベース環境向けの「Exadata Cloud@Customer X11M」よりも小規模な導入需要を見込んだ製品という位置付けだ。
筐体はサーバーラックに収容可能な8U設計。内部には第5世代AMD EPYCを採用したサーバーを2台搭載し、各サーバーは最大60コア、660GBメモリに対応する。
標準構成のストレージ容量は11.6TB。SSDを追加することで最大47.2TBまで拡張できる。データを3重に複製し、別々のSSDに保存するトリプルミラーリングにも対応する。
高可用性と災害復旧機能も備える。データベースインスタンスは通常、2台のサーバーのいずれか一方で稼働し、高可用性モードでは単一のデータベースインスタンスを両サーバーにまたがって構成できる。
「Active Data Guard」は読み取り専用のレプリカを作成し、プライマリ側の更新に応じて反映する。バックアップレプリカにデータを同期する前に、ランサムウェアなどの脅威を検知できるとしている。
同装置は、データベース以外のワークロードも実行可能で、AIエージェントの運用にも対応する。Oracleは、プロンプトへの応答に利用するデータベースと同じシステム上でエージェントを動作させることで、遅延の抑制と運用保守の簡素化につながると説明している。