SK Telecomは23日、AIデータセンター事業を担う新会社「SK Hyper」を設立すると発表した。2030年までに総額7500億ウォンを段階的に出資し、用地や電力の先行確保を進めることで、海外顧客の獲得を加速する。
同日開いた取締役会では、SK Hyperの設立と出資計画を決議した。SK HyperはSK Telecomの100%子会社として設立し、事業の進捗に応じて2030年まで段階的に資金を投じる。
チョン・ジェホンCEOは社内メッセージで、「AIインフラ確保を巡る競争が激しさを増す中、今こそ実行に移すべきタイミングだ」と述べたうえで、「当社の中核成長事業であるAIデータセンターを迅速に立ち上げ、実質的な成果につなげるため、SK Hyperを設立する」と説明した。
チョンCEOはまた、「SK Hyper」という名称について、「あらゆる限界を超え、無限の可能性を切り開くという意志を込めた」と説明した。政府の「大韓民国大跳躍メガプロジェクト」に歩調を合わせ、今後整備するAIデータセンターの事業開発を加速させる考えも示した。
SK Hyperは、新たなAIデータセンターの整備に向けた用地確保のほか、変電所の整備・運用、海外顧客の開拓、事業開発を担う。SK Telecomは、データセンター整備の主要なボトルネックとされる用地と電力を先行確保し、大規模インフラ開発を主導する方針だとしている。
SK TelecomはSK Hyperを中核に据え、2029年までに5GW規模のAIデータセンター事業基盤を確保し、2035年までに15GW規模のインフラを構築する目標を掲げる。SK Hyperが新規AIデータセンターの事業開発と大規模整備を担い、SK TelecomはAIファクトリーを含む事業モデルの開発と中核能力の確保に注力する。SK Broadbandは既存データセンターの運用能力強化を担う。
チョンCEOは、「目標はAIインフラのバリューチェーンにおける中核領域へ事業を広げ、アジアのAIインフラハブへと成長することだ」と述べた。そのうえで、「今後は大胆に動きつつ、着実に能力を高め、競争力を確保していかなければならない」と強調した。