XRP(写真=Shutterstock)

米メディア企業Barstool Sportsの創業者、デイブ・ポートノイ氏が、XRPの売却目安を1.40ドルに設定した。XRPが2ドルまで上昇するのを待つのではなく、8月に予定される競走馬オークションを前に現金を確保する考えを示した。ブロックチェーンメディアのU.Todayが23日(現地時間)に報じた。

今回の判断は、投資戦略というより資金需要を優先したものとみられる。ポートノイ氏はSNSで、XRPには早期の上昇を期待しており、1.40ドルを売却の目安にすると説明した。ビットコインについても「8万ドルまで上がってほしい」と述べ、競走馬オークションへの参加に向け、ビットコインやXRPなどの暗号資産の値上がりに期待を寄せた。

こうした姿勢の背景には、過去の損失もあるようだ。ポートノイ氏は、自身の暗号資産ポートフォリオが安値圏で300万〜500万ドルの損失を抱えたと明かしている。長期保有で相場の反発を待つのではなく、一定の価格水準で利益を確定する方針に軸足を移した格好だ。

市場の観点でも、1.40ドルは単なる個人的な目標価格にとどまらない。XRPは足元で1.10ドル前後で下値を固めつつある一方、1.40ドル近辺には200日移動平均線が位置している。今年に入ってからも複数回にわたり上抜けを試したが、押し戻された水準であり、上値抵抗として意識されやすい。

ポートノイ氏は売買のタイミングについて、自嘲気味の投稿もしている。暗号資産を損切りした直後に相場が急騰する展開が繰り返されているとして、相場上昇を望むコミュニティは、自分がポジションを手放すための金を払う必要があるかもしれないと冗談交じりに語った。

このため、1.40ドルという水準は、テクニカル上の抵抗線と換金のタイミングが重なる価格帯として映る。中期トレーダーの利益確定売りが出やすい局面を前に、先に現金化を進める意図があるとみられる。ポートノイ氏が待っているのは本格的なトレンド転換というより、200日移動平均線付近までの短期的な反発だとの見方が出ている。

焦点は、XRPが長期的な高値を回復できるかどうかではない。1.40ドルが再び強い抵抗線として機能するのか、短期反発が個人投資家の換金需要と重なって売り圧力につながるのかが、目先の注目点となっている。

ポートノイ氏はSNSで「暗号資産が急騰して、もっと馬を買えるようになってほしい」とも投稿した。

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