写真=Shutterstock

XRPは日足チャートで逆ヘッド・アンド・ショルダーを形成しつつあり、1.32ドルまで上昇余地があるとの見方が出ている。5月以降の下降トレンドラインを上抜けたことも強材料とされ、目先は1.09ドルを維持できるかが焦点となっている。The Crypto Basicが23日に伝えた。

足元のXRP価格は1.10ドル前後で推移しており、1.32ドルまで上昇すれば、現在水準から約15%の上昇となる計算だ。

市場で注目されているのは1.09ドルのサポートだ。この水準を維持する限り、トレンドライン上抜けと逆ヘッド・アンド・ショルダーのシナリオは有効とみられ、次の上値目標として1.32ドルが意識されている。

チャート上では、XRPは6月初旬に1.32ドル近辺で上値を抑えられた後、下落基調をたどった。1.32ドル帯は、2月の暗号資産市場急落後に複数回下値を支えた水準だったが、6月1日以降は売りが優勢となり、最終的にこの水準を下抜けた。

その後、6月6日に1.05ドルまで下げた局面が左肩、6月26日に1.009ドルまで下落した局面が頭を形成した。市場では心理的節目である1ドルを明確に割り込まず、買い圧力が下値を支えたことで、その後の持ち直しにつながったとみられている。

さらに、7月13日に1.05ドルまで反発し、右肩を形成したことで、逆ヘッド・アンド・ショルダーのパターンが意識される展開となった。

テクニカル面では、5月以降の戻りを抑えてきた下降トレンドラインの上抜けも重なった。XRPは5月30日に付けた1.36ドルの高値以降、高値を切り下げる動きが続いていたが、この流れに沿ったトレンドラインを7月21日に約3%上昇して突破したという。

これにより、短期的にはモメンタム改善の兆しが出ており、上昇基調が続けば一段高につながる可能性があると指摘されている。

需給面やデリバティブ関連の指標も強気材料として挙げられた。7月22日には、中央集権型取引所からのXRP流出のうち77.8%を大口投資家が占めたという。加えて、直近3日間の先物市場では、清算を上回る新規ポジションの増加が確認されたとしている。

純変化率は452%増となり、流入額は11億ドル、流出額は10億4000万ドルで、純流入は5900万ドルだった。

一方、1.09ドルのサポートを割り込めば、今回の強気シナリオは後退する可能性がある。逆ヘッド・アンド・ショルダーは、ネックライン突破後も主要サポートを維持してこそ有効性が高まるため、この水準を下回れば短期筋の買い戻しや手じまいが出やすくなる。

市場では1.32ドルについて、かつての主要サポートを回復できるかを見極める重要な節目と位置付けている。XRPがこの水準を奪回すれば、6月の下落で崩れたテクニカル面の地合いを一部持ち直すシグナルになり得る。

反対に、1.32ドル近辺で売り圧力が強まれば、短期反発にとどまる可能性もある。その場合は、1.09ドルから1.32ドルのレンジ内で方向感を探る展開が想定される。

目先の注目点は明確だ。XRPが1.09ドルを上回ったままトレンドライン上抜けを維持できるかに加え、大口主導の取引所流出や先物市場への資金流入が追加上昇につながるかが次の焦点となる。

キーワード

#XRP #暗号資産 #逆ヘッド・アンド・ショルダー #下降トレンドライン #先物市場
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.