Appleの次期上位モデル「iPhone 18 Pro」と「iPhone 18 Pro Max」が、9月の発売を前に量産段階に入ったもようだ。米ITメディアの9to5Macが現地時間22日、サプライチェーン情報として報じた。
それによると、組立を担うFoxconnは増産に向けて人員確保を急いでおり、復職者を対象に特別ボーナスを提示しているという。試作段階を終え、本格量産へ移行したことで、Appleの下期の主力製品投入も例年並みの日程に近づく可能性が高まっている。
Foxconnは中国・鄭州の工場を中心に、繁忙期に向けた採用を急速に拡大している。iPhoneの組立は新製品発売前の短期間に大量の労働力を必要とするため、この時期には通常より高い時給や一時金を提示するのが一般的とされる。
Appleの製造パートナー各社は、農村部などから労働者を鄭州へ呼び込むため、相応のボーナスを上積みするケースが多い。今回の復職者向け優遇も、増産ペースを引き上げる狙いがあるとみられる。サプライチェーン関係者は、Foxconnが採用規模をピーク水準まで引き上げるため、復職者に相当額のボーナスを提示していると説明した。
新型iPhoneの量産本格化に伴い、組立ラインも繁忙期体制へ移行しつつある。生産現場の雇用構造にも改めて関心が集まっている。季節契約の労働者は通常、約3カ月間にわたり寮生活を送りながら組立業務に従事し、その間の賃金は現地の一般的な水準を大きく上回るという。
Appleのサプライチェーンでは、新製品発売直前に大規模な短期労働力へ依存する運用が今年も繰り返されている格好だ。
製品面では、性能向上に加えて一部仕様変更の観測も出ている。iPhone 18 Proには、より高性能なチップやディスプレイの改良版が搭載される可能性が指摘されている。
一方で、既存の報道では、次期フラッグシップモデルが前モデルより厚く重くなる可能性も取り沙汰されている。カラー構成についても、iPhone 17 Proでみられた黒系や濃いグレー系の設定見送りが続くとの見方が出ている。
こうした変化は、単なるスペック更新にとどまらず、Appleの製品戦略という観点からも注目される。性能強化や部品変更を進めるなかで、デザインや重量、カラー展開といった使用感に直結する要素をどう両立させるかが焦点となる。
とりわけProラインは需要、収益性ともに高い主力製品群だけに、量産開始後に最終仕様がどう固まるのか、市場の関心は引き続き高まりそうだ。