Kraftonは7月23日、グローバルなゲームコマースインフラ企業Neon Commerceへの戦略出資を完了したと発表した。外部プラットフォームへの依存を抑え、グローバルユーザーと直接つながる販売基盤を整備するとともに、自社決済基盤の構築を本格化する。
今回の出資は、Kraftonが独自のコマースエコシステムを構築し、パブリッシングプラットフォームとしての競争力を高める戦略の一環だ。これを足掛かりに、決済領域の中核機能の内製化を進める方針だ。
Neon Commerceは、ゲームパブリッシャーがユーザー向けの販売基盤を直接構築・運営・拡張できるよう支援する企業だ。各国で異なる決済手段の統合、国・地域ごとの税制や規制への対応、自社運営のオンラインストア構築をワンストップで支援する技術を提供しているという。
この仕組みにより、ユーザーには利便性の高い購入環境を提供できるほか、ゲーム会社は中間流通を介さずにグローバルユーザーへ直接サービスを届けられるようになる。
KraftonはNeonとの協業を通じ、自社決済サービスの強化を進める。決済の利便性向上に加え、グローバルユーザーに向けたパーソナライズドサービスや各種プロモーション特典を直接提供できる環境の整備も進める考えだ。
最終的には、グローバルサービスの運営能力を高めるとともに、ユーザー接点を広げることで、グローバルパブリッシングプラットフォームとしての市場競争力を引き上げるとしている。
Kraftonのパブリッシングプラットフォーム本部長、トーマス・ゴ氏は「今回の投資は、Kraftonがグローバルユーザーと直接つながるサービス基盤を強化する上で重要な起点になる」とコメント。「Neonが提供するゲームコマースインフラを基盤に、より良い購買体験と特典を提供し、ユーザー中心のサービスエコシステムを拡大していく」と述べた。
Neon Commerceの代表、クリス・ポート氏は「Neon Commerceは、ゲーム会社がユーザーへの直接販売ビジネスを運営するために必要な拡張性と柔軟性の提供に注力してきた」と説明した。その上で「Kraftonと構築するゲームコマースインフラは、今後のゲーム業界における新たな基準になる」と強調した。