ハウンド13の「Dragon Sword: Awakening」(写真=ハウンド13)

ハウンド13は7月23日、Webzenが申し立てた「Dragon Sword: Awakening」(以下、Dragon Sword)の配信差し止め仮処分について、ソウル中央地裁が申請を棄却したと発表した。これを受け、同作は同日、Steamで予定通り正式配信を開始する。

今回の紛争は、Webzenがパブリッシング契約に基づく最低保証金(MG)を支払わなかったことを発端とするもの。ハウンド13は、契約上の義務不履行を理由に契約を解除したが、これに対しWebzenが配信差し止めの仮処分を申し立てたもの。

裁判所は、Webzenによる仮処分申請をすべてを棄却した。決定では、Webzenが契約上の義務であるMGの支払いを期限内に履行しなかったうえ、支払いを拒む意思も明確に示していたと認定。ハウンド13による契約解除は適法かつ有効と判断した。

あわせて、Webzenが主張した翻訳物の無断使用を巡る点についても、これを裏付ける証拠は不十分とした。新作の配信によってWebzen側に回復困難な損害が生じるとみるのも難しいとして、主張を退けた。

Dragon Swordは、もともとオンラインサービスとガチャ導入を前提に開発されていたタイトルだが、Webzenとの契約終了後、約3カ月でゲーム構造を全面的に見直した。現在は、ガチャ要素をすべて削除したSteam向けのパッケージゲームとして展開する。

ハウンド13によると、大規模なマーケティングを行わないまま発売準備を進めてきたものの、配信開始時点でSteamのウィッシュリスト登録件数は45万件を超え、グローバルで高い関心を集めているという。

パク・ジョンシク代表は「今回の裁判所の賢明な判断により、予定通り発売を進められることになり、非常に意義深く受け止めている」とコメント。「Dragon Swordが新たな知的財産(IP)の成功への足掛かりになることを期待している。今後も継続的なアップデートとコンテンツ改善を通じて、より完成度の高いゲームへと発展させていく」と述べた。

これに対し、Webzenは「複数の事実関係と争点について、裁判所の判断を改めて求めるため抗告する予定です」とコメントした。

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