TelePIXは7月23日、米宇宙企業Antaris Spaceと、AI衛星搭載機器の供給契約を締結したと発表した。供給するのは、地上分解能4.8メートル級の超小型衛星向け電子光学カメラと、GPUベースのオンボードAIシステムを統合した次世代衛星搭載機器。来年初めに打ち上げ予定のAntarisの「JANUS-2」に搭載する計画で、自社開発するビジョン言語モデル(VLM)の軌道上性能検証にも活用する。
Antaris Spaceは、AIプラットフォーム「Antaris Intelligence」を通じて、衛星・宇宙システムの設計、シミュレーション、製造、運用を支援している。
TelePIXによると、今回供給する機器は衛星上で画像をリアルタイムに処理・分析できるのが特徴だ。データ利活用の効率向上や衛星運用の高度化につなげるとしている。
両社は今回の契約を機に、協業領域をさらに広げる方針だ。TelePIXが欧州向けに輸出実績を持つ、中型衛星向けの0.5メートル級超高解像度電子光学カメラの供給についても協議を進めている。
今回の機器は、AntarisのJANUS-2ミッションに搭載される予定だ。TelePIXはこのミッションを通じて、自社のオンボードVLMの軌道上性能を検証する計画としている。
TelePIXの代表は「今回の契約は、韓国の宇宙スタートアップでも、先進的なグローバル宇宙市場でシステムサプライヤーとして認められる可能性を示す重要な転換点だ」とコメント。「Bluebonで蓄積した軌道上運用の実績と、垂直統合に基づく衛星システム技術を強みに、米国や欧州など先進宇宙市場で輸出を継続的に拡大していく」と述べた。